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■ NOTES ■
今日の野上さんはストライク率こそ56.7%に留まりますが
それは、今日はベイスターズ攻撃陣が
昨日の雄星さんに対して、とは真逆に
2ストライク以降の勝負を8度と実に全体の1/4程度に留めると共に
逆に3球以内の勝負が全体の半数程度、更には4球以内の勝負が全体の7割を占めるなど
非常に積極的に、初球からそして浅いカウントから
数多く弾き返してきたことが最大の要因としてあり
実際、野上さん自身は初球ストライクを奪った勝負を19度と全体の2/3近くまで積み重ねつつ
初球から2球続けてボール球を記録した勝負もわずかに2度のみに抑えることに成功、
もちろん四球3個に死球1個で四死球によって
余計な出塁を4個奪われたことは反省材料として残るものの
3ボール以降の勝負については4度のみにまとめていきながら
7 1/3イニングを投げて投球数104（1イニング平均約14.2球）に抑えることに成功しましたから
前回登板5/23 カープ戦で記録したストライク率60.2%を
今日の登板では大きく下回ってきたものの
逆に前回登板とは異なり、大胆にストライクゾーンを攻めていくことに成功したと
まずまず合格点の高い評価をすることができると言えます。
今日は速球以外の球種について、ゾーンの低め以低に集めた割合は56.9%で
前回登板5/23 カープ戦の7割を超えてくる抜群の成績とまではいかないものの
それでも半数を大きく超えてくる合格点の優秀な成績、
被安打4はすべて速球を弾き返されたものであったように
今日も速球以外の球種については非常に効果的であったと言ってよく
特に野上さんの最大の武器であると言っていいチェンジアップについては
今シーズンここまで計55打席で.096/.145/.115（被打率/被出塁率/被長打率）と
遂に被打率が1割を切り、OPSも3割を切るまでの抜群の成績となりました。
下の Hot/Cold Zones - YTD を観ていただくとよくわかるように
とにかく真ん中に、そして高めに制球を間違わない限り
そのチェンジアップもそしてそのスライダーも非常に有効なのですから
制球よく、真ん中を避けつつゾーンの低め以低に投球を集め
常にストライク先行の投手有利なカウントで勝負し続けていきながら
その中で計96打席で.293/.356/.500と多少成績の落ちるその速球を
効果的に織り交ぜ、全体の半数近くまで数多く駆使していき
その成績をも継続して良化していってほしいと願います。
