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■ NOTES ■
今日の野上さんは
初球から2球続けてボール球を記録した勝負が7度と
全体のほぼ1/3程度までかさんだことによく表れているように
ストライク先行の投手有利なカウントで
なかなか勝負していき続けることができず
そんな中でも四球によって奪われた出塁は
1個のみに抑えることに成功するものの
3ボール以上を記録した勝負も7度とかさんでいき
結果ストライク率も60%をわずかに超えた程度に留まると共に
投球数も5 1/3イニングで103球（1イニング平均約1.31球）と非常にかさむこととなり
その緊迫の、苦しい勝負の連続と共に蓄積してきた疲労が
ゲームの中盤以降、ある程度早くから徐々にその速球の球速を中心とした精度を低下させていくことに繋がり
結果5回にはいずれもその速球を捉えられて
中東選手及び丸選手にそれぞれ1本ずつ2本の二塁打を浴び2点を失うと共に
6回には涌井さんの救援のおかげで失点こそ喫しなかったものの
先頭打者の岩本選手にこちらもその速球を捉えられて二塁打を浴びることとなり
結果1アウトを取ったことろでマウンドを降りることとなりました。
その3本の二塁打のうち2本までもが
初球から2球続けてボール球を記録した勝負であったことからもわかるように
結局、野上さんは－いや野上さんだけでなくどんな投手でもそうですが－
その持てる球種レパートリーをフルに活かしていきながら
いかにしてストライク先行の、投手有利なカウントで勝負し続けていけるかが
最少失点にまとめていきながらどんどんと順調に長いイニングを消化していくために
非常に重要な要素であるということを
今日の野上さんの投球が非常によく証明してくれたと観て取れます。
速球以外の球種について、ゾーンの低め以低に実に7割以上を集める
抜群に優秀な制球を披露していきながら
現状スライダーも、そしてチェンジアップも制球さえ間違わなければ
その大きな武器として非常に有効な水準を維持し続けていくなど
素晴らしい投球を持っていると誇っていい野上さんですから
あとは恐れずに、大胆にゾーンを攻め続けていきながら
常にストライク先行の、投手有利なカウントで勝負し続けていければ
今後も野上さんは安定して、そして継続して
先発投手としてのしごとをこなしていくことができるだろうことが予測できます。
今後も決して恐れることなくゾーンを大胆に攻め続けていきながら
常に投手有利な、ストライク先行のカウントで勝負し続けていくことを強く意識し
その投球レパートリーをフルに活用し続けていってほしいと
心より願います。
さて、攻撃陣についてですが
このカープとの2連戦ではちぐはぐさもあり
なかなか順調に得点を積み重ねていくことができませんでしたが
それでも昨日は12個、今日は10個の出塁を積み重ね
残塁も昨日9個、今日も同じく9個という結果、
どうにも手も足も出ないという水準ではなく
あと一歩で得点を順調に記録できるという水準にあることは確かなのですから
今後も焦ることなく、自信を失うことなく、昨日今日と同じように
打席で数多く忍耐強く闘い続け、効果的に織り交ぜ続けていきながら
残塁を恐れることなく1つ1つ出塁を奪い続け積み重ね続けていき
その上で“結果としての”得点を1点1点積み重ね続けていってほしいと願います。
