August 24, 2012 Lions at Buffaloes - Game 106 | Peanuts & Crackerjack

Peanuts & Crackerjack

Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




使用している用語についての詳細はこちら → 【 用語集 ( Acronyms, Abbreviations & Jargons ) 】


Peanuts & Crackerjack-BS120824

このエントリーの先頭へ戻る

★ Defense - starting pitcher ★

  今日の野上さんのストライク率は約67.5%を記録、
  みごと2/3を超えてくる非常に素晴らしい成績を残すことに成功しました。

  31度の打者との勝負を観ていっても、うち2ボールまでいったのがのべ9度で
  1ボール以内での勝負も約71.0%と2/3を大きく上回ってくる成績、

  初球から2球続けてボールとなった勝負が4度
  それも初回に2度、4回に1度と序盤を中心にある程度散見されたものの

  それでも初球ストライクを取った勝負は19度
  あと一歩で全体の2/3を占めるほど数多く積み重ねていき

  何より3ボールまでいった勝負をのべ4度のみ、そして何より四球を1個のみに抑えていくことに成功、
  余計なボール球を、そして余計な出塁を極力防いでいくことに成功しましたから

  今日の野上さんは全体として非常にうまく、
  ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに成功した
と高く評価できます。

  そんな野上さんの今日の投球の詳細を観ていきますと

  前回登板8/17 イーグルス戦では、その速球の利用割合を全体の約36%と多少1/3を超える程度にとどめ
  その代わりに右打者には外角へのスライダー、そして左打者には同じく外角へのチェンジアップに終始頼り

  結局は球種を絞られ打席で忍耐強く闘われ、ボール球をかさませカウントを悪くし
  甘く入ったものを狙い打たれたり、また速球をゾーンに投げざるを得ない状況に持ち込まれ
  数多く痛打を浴びていったという悪循環の逃げの投球
の中で

  何とか三重殺に代表される、チームメイトの素晴らしいフィールディングの数々
  一握りの運のおかげでふらふらながらも何とか勝ち星を掴んだという投球でしたが

  今日も実は序盤は左打者に対しては、素晴らしい対戦成績を誇るチェンジアップに大きな自信がありますから
  速球を数多く、厳しくかつ大胆に投げ込んでいくことができていたものの

  右打者に対してはなかなか自信を持って大胆に、そして厳しく
  その速球を数多く投げ込んでいくことができず


  どうしても外角のスライダーやカーヴに頼らざるを得ない勝負が続き
  実際Baldiris選手との特に2回・4回の共に中飛に打ち取った勝負などは
  特に、本来長打、それも本塁打を浴びる危険性の非常に高い勝負であったと言えますが

  それでも中盤以降、ようやく4シームの代わりに2シームを利用しつつ
  効果的に右打者の内角へと数多く厳しく、そして大胆に速球を投じていく
と共に

  その速球と非常ブレーキの効いたカーヴとを併せて駆使し
  緩急を駆使していく投球が非常に効果的になっていくこととなったこともあり

  今日は4シーム速球自体は全体のわずかに約26%と非常に少ないものの
  中盤以降数多く利用した2シームを併せた速球全体としては全体の約45%

  それでもまだ多少速球の利用割合は少ないといえるものの
  なんとか半数近くまで利用してくることに成功、

  投球の軸としてはその速球に加え数種類のスライダー系、そして数種類のチェンジアップ系といった
  野上さん自慢の3つの勝負球に置き、それらをまんべんなく数多く利用していきながら

  1球だけではありますが右打者の外角に対し
  チェンジアップの代わりにスプリッターを利用しより鋭く沈ませていくと共に

  今日は上述の通り速球と実に35~40km/hほどの球速差を誇る
  素晴らしくブレーキの効いたカーヴ全体の約12%といつもより多少多く利用しつつ
  非常に効果的に緩急を駆使していく投球を展開、

  今日奪ったアウト全23個のうち併殺打によるもの1・犠打1を除いた計21個の内訳を観ていきますと
  外野手の処理したフライアウトをなんとか4個のみにうまくまとめていきつつポップアウト3、
  
  加えて三振4個、そして何よりグラウンドアウト10個とグラウンドアウトを非常に数多く奪いながら
  アウトを一つひとつ積み重ね、順調にイニングを消化していく
  本格派グラウンドアウト投手の素晴らしい投球を1ゲームを通じて魅せ続けてくれ

  結果7 2/3イニングを投げて投球数114(1イニング平均約14.9球)にうまくまとめていくと共に
  奪われた出塁も四球1個に加え単打7・三塁打1でなんとか計9個にまとめていくことに成功、

  もちろん8回1アウト1・3塁での李選手の大飛球をフェンスにぶつかりながらもうまくジャンプし
  みごと捕球することに成功、アウトをひとつ積み重ねると共に失点を最小にとどめた秋山さんを中心とした
  
  時折鋭く襲う飛球を着実に処理し続けた外野守備陣や

  また数多く飛んでくるグラウンドボールを一つひとつ処理し続け
  アウトを数多く積み重ねていった内野守備陣といった

  ライオンズ野手守備陣の全体として素晴らしい、そして堅実なフィールディングの数々に、

  そして残した1人の走者をみごと残塁させることに成功したランディさんを中心とした
  ライオンズ・リリーフ陣の素晴らしい投球の数々に大きく感謝しながらも

  失点・自責点共に2のみにまとめ、みごとQSをクリアしてくる
  非常に素晴らしい成績を残すことに成功
します。

  野上さんの投球のレパートリーの中で最も優秀な対戦成績を誇っているのは
  もちろんチェンジアップで、全体で.222/.273/.222(被打率/被出塁率/被長打率)

  左打者に限ると61度の対戦の中で.211/.262/.211となり非常に優秀な被打率を誇ると共に
  何よりまだ1本の長打をも奪われていないという非常に効果的な武器であり

  次に優秀な対戦成績を誇っているのがまだ対戦打席数自体は全体でも30に留まるものの
  右打者に対し.111/.182/.111(対戦打席数11)と抜群の成績を誇りながら
  全体でも.231/.300/.269とこちらも優秀な部類のカーヴですから

  どうしても野上さんがその素晴らしいカーヴやそしてチェンジアップに
  頼りがちになるのはある程度わからなくもないのですが

  それでも、そのチェンジアップもカーヴも、そしてスライダーも、
  前提として数多く駆使していく素晴らしい速球があってこそ

  その素晴らしさを一段と発揮することができる
ということは決して忘れてはならず
  その速球を磨いていくことを忘れ、それ以外の球種に頼るばかりの勝負が続いていけばいくほど

  だんだんと相手攻撃陣に球種を絞られ、対応されて長打を中心とした痛打を数多く浴び続け
  いつかは大量失点を喫しての早いイニングでの降板が続くこととなっていくことが大いに予測できますから

  まずはどんなに不安であっても、自信がなくともそれでも逃げることなく
  大胆に、かつ厳しくゾーン内にその速球を数多く投げ続けていくことが

  実は野上さんの投球を支える、最重要ポイントである
と言えます。

  今日は序盤はなかなか厳しくかつ大胆にその速球を投げ込んでいくことができず
  前回登板8/17 イーグルス戦に引き続き苦しい投球が続いていきましたが

  2シーム速球を数多く利用しだしてから、特に右打者の内角へ非常に制球よく
  大胆かつ厳しくその速球を投げ続け、ファウルや見逃し、そして凡打を奪うなど
  速球系が打者に対しても非常に効果的になっていったことから

  カーヴやチェンジアップを含め、その他の球種が一段と効果を増し
  野上さんも順調にアウトを積み重ね、イニングをどんどんと消化していくことができるようになったといえ

  今後も、恐らくそのチェンジアップやカーヴ(そしてスライダーもそうですが)に関しては
  大きく心配する要素はなく、素晴らしい精度を誇り続けていくことと思いますが

  課題はそれらの素晴らしい球種を最大限に活かすためにも
  如何にしてその速球を大胆にかつ厳しく、そして
  相手打者たちに効果的に数多く駆使していくことができるか、

  ここにありつづけていくことだろうと予測できます。

  今後もその速球をどんどんと磨き続けていきながら投球の最大の軸とし続け数多く駆使していき

  その上でゾーンを大胆に攻め続け投手有利なカウントで勝負し続けていくと共に
  余計な出塁を極力防ぎ続けていきながら数多くのグラウンドアウトを奪っていく
  本格派グラウンドアウト投手の投球を安定して魅せ続けていきながら

  最少失点にまとめ続けつつどんどんと長いイニングを消化していき続ける
  先発投手として最大の、そして最優先のしごとを継続してこなし続けていってほしいと願っております。

このエントリーの先頭へ戻る

★ Offense ★

  今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は実に計19度にのぼり、
  その内訳は 2-13(うち三塁打1、三振2)、四球4・犠飛2で得点圏に残塁8・得点6という成績、

  また今日は11安打・6四球で奪った出塁は計17、野手選択による出塁1を加えた
  その全18人のランナーの行方は残塁10に加え二塁封殺2(うち併殺打によるもの1)で得点6という結果でした。

  今日は残念ながら残塁6、それも得点圏に残塁5を喫し打点を稼ぐことには失敗するものの
  全5打席で計28球を費やさせながら三振2の一方で単打1で計1度の出塁を奪うことに成功した剛也さんや

  全5打席で計23球を費やさせながら単打2・四球2で計4度出塁を奪うことに成功しつ
  その後2盗塁を稼いだリードオフ・マン、エスティさんなどを中心に

  攻撃陣全体の打席全43個のうち半数近くを占める計20度の打席で5球以上を費やさせていき
  そこで三振3個の一方で四死球5・単打4そして犠飛2を奪っていきながら

  バファローズ先発、山田投手に対し5イニングで計93球(1イニング平均約18.6球)を費やさせ降板に追い込むと共に
  バファローズ投手陣全体に対しても8イニングで181球(1イニング平均約20.1球)を費やさせていく
  非常に素晴らしい成績を残していきつつ

  奪った出塁も四死球6個をはじめ計17個
  ほぼ1イニング平均2個にのぼる非常に素晴らしい成績を残すことに成功し

  加えて銀仁朗さんの逆転とする今シーズン初の三塁打といった
  ライオンズ攻撃陣本来の魅力である長打を複数魅せていき

  更には盗塁5に加え相手の暴投・失策、そして犠飛2をからめて得点を挙げたこともあり

  結果残塁10に加え得点も6という成績を残すことに成功しましたから

  今日は昨日に引き続き全体として非常にうまく、
  そのしごとをこなすことに成功した
と高く評価することのできるライオンズ攻撃陣でした。

  今後も昨日そして今日と何ら変わることなく、残塁を恐れずにまずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
  初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続けていき
  
  出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていくことだけに最大限・最優先に集中し続けていき
  その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。

このエントリーの先頭へ戻る

$Peanuts & Crackerjack-FightItOut

 

このエントリーの先頭へ戻る

Peanuts & Crackerjack-PA120824

このエントリーの先頭へ戻る