August 2, 2012 Buffaloes at Lions - Game 87 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




使用している用語についての詳細はこちら → 【 用語集 ( Acronyms, Abbreviations & Jargons ) 】


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★ Defense - starting pitcher ★

  今日の牧田さんのストライク率は約69.8%を記録、
  2/3を大きく超えてくる非常に素晴らしい成績を残すことに成功しました。

  30度の打者との勝負を観ていっても、うち2ボールまでいったのがのべ9度、
  3ボールまでいった勝負がのべ5度、そして四球2
  1ボール以内での勝負も70%を記録してくる非常に素晴らしい成績

  今日は初球ストライクの打席も全体の7割を占める21度にのぼり、また
  2ボール先行の勝負も2度のみに抑えるなど

  安定した制球を武器に余計なボール球を、そして余計な出塁を極力抑えていきましたから

  今日の牧田さんは全体として非常にうまく、ストライク・ゾーンの中で
  大胆に勝負し続けることに成功した
と高い評価をすることができます。

  その今日の牧田さんの投球の詳細を観ていきますと
  (※球速については、今日は上毛新聞敷島球場のスピードガンが計測する球速が
    全体的に低めに抑えられていたためいつもとの比較は難しいものでした)
  
  いつもどおり自慢の速球を全体の55%ほどと非常に数多く駆使していきながら

  投球の軸としてはその速球とスライダーの主に2つの勝負球に置き
  それらを数多く、まんべんなく自由自在に駆使していきながら

  加えてシンカーやチェンジアップ、そして今日は何より
  速球と30km/hほどの球速差を誇る素晴らしくブレーキの効いたカーヴ
  全体の15%ほどと数多く駆使していき緩急を非常に効果的に駆使していく投球を展開、

  今日奪ったアウト全24個のうち犠打1・併殺打によるもの1を除いた計22個の内訳を見ていきますと
  外野手の処理したフライアウトを序盤中心の5個にうまくまとめていきながら加えてポップアウト2、

  そして三振6に加え何よりグラウンドアウト9個とグラウンドアウトを数多く奪いながら
  アウトを一つ一つ積み重ね、イニングをどんどんと順調に消化していく
  本格派グラウンドアウト投手の素晴らしい投球を1ゲームを通じて魅せ続けてくれ

  結果8イニングを投げて投球数116(1イニング平均約14.5球)に抑えながら
  奪われた出塁も四死球3個に加え単打4本で計7個にまとめていくことに成功、

  もちろん時折襲うある程度鋭い飛球を処理し続けた外野守備陣、
  数多くのグラウンドボールを安定して処理し続けた内野守備陣、
  そしてその素晴らしい肩と腕とで盗塁を阻止した捕手、銀仁朗さんといった
  ライオンズ野手守備陣の全体として素晴らしいフィールディングの数々

  後を受け継いで無失点リレーを完成させた
  ライオンズリリーフ陣の素晴らしい投球の数々に大きく感謝しながらも

  失点・自責点共に1のみに抑えあげることに成功、みごとQSを優にクリアしてくる
  非常に素晴らしい成績を残すことに成功します。

  牧田さんがカーヴを数多く駆使し始めた交流戦の中盤頃から
  左打者に対するシンカーの被打率が悪化していったこともあり

  その“3つ目の勝負球”は必ずしも絶対的にシンカーである、とは言えなくなってきており
  投球の軸としては速球とスライダーとの2つの勝負球は確定としながらも

  それ以外についてはカーヴを数多く駆使していく登板あり、また
  従来通りシンカーを数多く駆使していく登板ありと

  速球とスライダーとの2球種以外についてはいろいろ持てる球種の中から
  少しずつ少しずつ試行錯誤していく中で効果的なものを見出し、磨いていこう
  こういった挑戦の傾向が見え隠れし続けていた牧田さんでしたが

  今日はほとんどシンカーを利用することなく
  カーヴを数多く、それもゾーンの高め以上に緩急と共に大胆に利用していくと共に

  沈みながら牧田さんの利き手側に流れるシンカーとは多少異なり
  ほとんど水平方向の動きを見せず、主に垂直方向に沈むだけのチェンジアップ
  ある程度数多く、それも右打者の外角に対しても利用するという工夫も観られ

  恐らくある程度カーヴによる緩急の効果的な駆使方法論については
  ようやくある程度、牧田さんそしてバッテリーの中で確立されていっていることが窺え

  また今日ある程度シンカーの代わりに数多く駆使していき
  三振を2個奪ったチェンジアップにどれだけの手ごたえを感じ、

  今後の登板でどれだけ数多く利用していくかに加え
  その打者対戦成績がどう変化していくかにも注目していければと思います。

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★ Offense ★

  今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計9度、
  その内訳は 0-7(うち併殺打1・三振1)、四球2(うち敬遠四球1)で
  得点圏に残塁7・得点1という成績、

  また今日は5安打・6四球・1敬遠四球・1死球で奪った出塁は13、その全13人のランナーの行方は
  残塁10、併殺打による二塁封殺1・盗塁死1で得点1という結果でした。

  今日は9回に7球目を弾き返し本塁打で出塁を奪うなど
  全5打席で23球を費やさせながらその本塁打1に加え四球1・敬遠四球1で3度出塁することに成功したナカジさんや

  9回に代打で登場し、フルカウントに持ち込みながら7球目で四球を奪い
  出塁を奪うことに成功したCarterさんなどを中心に

  全44打席中計19度の打席において5球以上を費やさせていきながら
  そこで三振2の一方で7四死球・2単打・1本塁打を奪うなど

  バファローズ先発井川投手に対して
  7イニングで104球(1イニング平均約14.9球)を費やさせながら
  バファローズ投手陣全体に対しても
  11イニングで172球(1イニング平均約15.6球)を費やさせるなんとかギリギリ合格点の成績を残していきながら

  また奪った出塁も四死球8個を含め計13個という
  合格点の素晴らしい成績を残すことに成功、

  加えて巧さんの今シーズン17個目の二塁打や
  ナカジさんの9回裏の起死回生の11号ソロ本塁打といった
  
  ライオンズ攻撃陣の本来の魅力である長打をも数多く魅せていくことに成功していきますが

  今日は残塁10を記録するに至り得点はわずかに1のみに留まったわけですから
  安定して得点を奪っていくためには更にあと数個の出塁を奪う必要があったといえますから

  今日は残念ながら全体としてうまくその“しごと”をこなすことに失敗した
  評価することのできるライオンズ攻撃陣でした。

  今後もこれまでと変わらずに、効率的な攻撃に頼り過ぎることなく

  残塁を恐れずにまずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
  初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続け
  
  出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていき
  その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。

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