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★ Defense - starting pitcher ★
今日の武隈さんのストライク率は約54.6%を記録、
2/3を大きく下回る非常に物足りない成績に留まることとなりました。
24度の打者との勝負を観ていっても、うち2ボールまでいったのがのべ14度にのぼり
3ボールまでいった勝負がのべ5度、そして何より四球4個で
1ボール以内での勝負も約41.7%と2/3を大きく下回る成績を記録、
今日は武隈さんが4 2/3イニングで四球4個を、そして
イーグルス先発の塩見投手も6イニングで四球5個を奪われ
また試合時間もなんと4時間を超える非常に長丁場のゲームとなったように
左投手にとって生命線といえるゾーン低めへの投球が、そして
特に右打者の懐を厳しくえぐる投球が数多くストライクのコールをもらえずボールになるなど
いつもと比較して非常に狭い、柳田主審の
ストライク・ゾーンという要素が大きく影響したこともあり
初球ストライクを記録したのが全体対戦打者数24のうち1/3近くの9度に留まり
また逆に2ボールを先行した勝負も同じく8度と全体の1/3を占めるまでかさんでいったように
制球に、ストライクを取ることに非常に苦しみ
数多くボール球が先行し、かさんでの緊迫のそして苦しい勝負が続き
降板するまでどうしてもその柳田主審の今日の狭いゾーンに適応することが難しく
四球も上述の通り4個とかさみ数多く余計な出塁を奪われていきましたから
今日の武隈さんはある程度汲むべき事情があったことも確かですが
残念ながら全体としてうまくストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに失敗したと評価できます。
その今日の武隈さんの投球の詳細を観ていきますと
もちろんまずは安定して130km/h後半を計測してくるその速球を数多く駆使していくものの
上述のように生命線ともいえる低めの投球、そして何より右打者の内角を厳しくえぐる速球が
数多くボールとコールされ、残念ながら効果的ではなかったこともあり
全体に対する使用割合は全体の半数を割り込む46%に留まっていき
投球の軸はいつもどおりその速球と数種類のスライダー系、そして自慢のチェンジアップという
3つの勝負球に置き、数多く駆使していきながら
時折速球とおおよそ30km/h程の球速差を誇るカーヴを織り交ぜ
効果的に緩急を駆使してくる投球を展開するものの
どうしてもスライダーとチェンジアップとでなんとかかわし、
なんとか打ち損じを、また打球が野手の正面を突くことを願っての投球になったことから
今日奪ったアウト全14個の内訳を見ていきますと
ポップアウト3個に加え三振1・グラウンドアウト4、そして加えて
外野手の処理したフライアウトが6個とある程度かさんでいく
前回先発登板の、素晴らしい投球を魅せた7/12 ホークス戦とは異なり
数多く鋭い打球を外野まで運ばれるある程度危うい投球を継続したと言え
結果消化したイニングも4 2/3と最低限といえる5イニングを残念ながら記録できず
奪われた出塁も何より四球4個に加え単打3・二塁打1で計8個とかさみ
更に言うと失策による出塁2個も加えれば実に計10個の出塁を、そして走者を許し
投球数も97(1イニング平均約20.8球)とかなりかさんでいくこととなり
もちろん鋭い飛球を素晴らしい出足とフィールディングとで捕球した中堅手・秋山さんを中心とした
ライオンズ野手守備陣の“全体として”素晴らしいフィールディングの数々に、
また捉えられた鋭いラインドライヴ系の飛球がある程度数多く
野手の正面や守備範囲内に飛んでいくという“一握りの運”に、
そして後を受け継いで残した走者3人すべてを残塁させることに成功した大石さんを始めとし
その後も同じく狭いゾーンに苦しみながらも
なんとか無失点リレーでつないでいった松永さん、篤志さんを加えた
ライオンズリリーフ陣の素晴らしい投球の数々にもちろん大きく感謝しながらも
失点は3ながらも自責点は0になんとかまとめあげることに成功しますが
四球4個、そして失策による出塁2といった余計な出塁を始めとし
被出塁数がかさんでいってしまったこと、そしてその影響で
球数も非常にかさんでいってしまったこともあり消化したイニングは4 2/3に留まったため
残念ながらQSをクリアしてくるまでの成績にまとめ上げることには失敗します。
今日は何より柳田主審の狭いストライク・ゾーンに苦しみ
投球の大きな軸となりまた生命線ともなる低めへの投球、そして
打者の内角を厳しくえぐる速球が数多くボールと判断され効果的ではなかったため
7/12 ホークス戦の前回登板とは大きく異なり
ボール球がかさみ、投球数がかさみそして被出塁数も非常にかさんでいく非常に苦しい投球となりましたが
重要なのは次の先発登板の機会を与えられた時の投球となるでしょうから
次こそはその速球を中心とし数多く打者の内角へ大胆に食い込ませながら
スライダーやチェンジアップを徹底的にゾーンの低め以降に到達させる中で
常にストライク先行の投手有利のカウントで勝負し続け
余計な出塁を極力防いでいきながら数多くのグラウンドアウトを奪い
最少失点にまとめ続けていきながらどんどんと順調にできるだけ長いイニングを消化していく
先発投手としての最大の、そして最優先のしごとをうまくこなす投球を
是非是非魅せてほしいと思います。
★ Offense ★
今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計18度にのぼり
その内訳は 2-12(うち二塁打1、三振3)、犠打1・四球5で得点圏に残塁5・得点4という成績、
また今日は9安打・8四球で奪った出塁は17にのぼり、その全17人のランナーの行方は
残塁12で得点5という結果でした。
今日はフルカウントに2度持ち込みいずれも6球ずつを費やさせながら四球1で出塁を1度奪うなど
全3打席で計16球を費やさせながらその四球1で1度出塁を奪うことに成功した拓也さんを始め
全5打席で費やさせた球数は14に留まるものの
単打2・二塁打2で打点1を稼ぎながら計4度の出塁を奪うことに成功した巧さんなど中心に
全打席44のうち半数に届こうかという計17度で5球以上を費やさせていき
イーグルス先発塩見投手に対して6イニングで110球(1イニング平均約18.3球)を、
またイーグルス投手陣全体に対しても9イニングで167球(1イニング平均約18.6球)を
費やさせる素晴らしい成績を残すことに成功、
また奪った出塁も四球実に8個を含め計17個という
1イニング平均2個に届こうかという非常に素晴らしい成績を残すことに成功、
加えて巧さん2本、エスティさん1本の計3本の二塁打といった
ライオンズ攻撃陣の本来の魅力である長打を魅せていくことにも成功しつつ
残塁12個に加え得点も5を記録することに成功しましたから
今日は全体として非常にうまくその“しごと”をこなすことに成功したと
非常に高く評価することのできるライオンズ攻撃陣でした。
今後もこれまでと変わらずに、効率的な攻撃に頼り過ぎることなく残塁を恐れずに
まずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続け
出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていき
その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。