使用している用語についての詳細はこちら → 【 用語集 ( Acronyms, Abbreviations & Jargons ) 】
★ Defense - starting pitcher ★
今日の牧田さんのストライク率は約68.5%を記録、
2/3を上回ってくる素晴らしい成績を残すことに成功しました。
26度の打者との勝負をみてみますと、うち2ボールまでいったのがのべ10度で
1ボール以内での勝負は約61.5%と多少少ない結果となりましたが
序盤を中心にイーグルス攻撃陣-今日は対戦打者すべてが左打者でした-が
牧田さん自慢の速球、それも内角をえぐってくるそれに振り負けないよう
常に右翼方面へと引っ張ってくる強いスウィングで数多くファウルを稼いでいきながら
打席で数多く球数をかさませながら忍耐強く闘い続けていく勝負が継続していく中で
それでも3ボールまでいったのをのべ5度、そして四球2個にまとめていくことに成功し
極力余計なボール球を、そして出塁を奪われることを防ぎ続けていきましたから
今日の牧田さんは全体としてうまく
ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに成功したと高く評価できます。
その今日の牧田さんの投球の詳細を観ていきますと
いつも通りその自慢の速球を全体の半数弱と数多く駆使していきながら
投球の軸はその速球とスライダー、そしてシンカーの3つの勝負球に置きながらも
全打者左打者、というイーグルス攻撃陣に対し
今日はスライダーの利用割合を減らし逆にシンカーをいつもより数多く利用してきつつ
加えて時折チェンジアップを織り交ぜたり
またいつもよりある程度数多くカーヴを駆使していくことで非常に効果的に緩急を駆使していく投球を展開、
今日奪ったアウト全18個の内訳を観ていきますと
外野手の処理したフライアウトを3個のみに抑えつつポップアウト4個・ラインアウト2個、
そして三振1個に加えグラウンドアウトを実に8個とグラウンドアウトを数多く奪いながら
一つひとつアウトを重ね、イニングを積み重ね消化していく
本格派グラウンドアウト投手の素晴らしい投球を魅せ続けてくれ
イーグルス攻撃陣が振り遅れないように、空振りをそれも空振り三振だけは避けようと
とにかく強くスウィングし、バットに当て続け数多くのファウルを稼ぎ続けたため
結果、6イニングを投げて投球数111(1イニング平均約18.5球)と球数もかさみ
また奪われた出塁も四球2個に加え単打4・二塁打2で計8個とこちらも多少かさんでいくものの
もちろん相手打者が強く引っ張ってきた、一塁線を強烈に襲う
鋭いグラウンドボールを見事に処理しアウトをひとつ積み重ねた浅村さんを始めとして
数多くのグラウンドボールを一つひとつ丁寧に処理し続けた内野守備陣や
時折外野を鋭く襲う鋭いフライボールを的確に処理し続けた外野守備陣といった
ライオンズ野手守備陣の素晴らしいフィールディングの数々に大きく感謝しながらも
失点・自責点共にわずかに1のみに抑えあげ、みごとQSを優にクリアしてくる
非常に素晴らしい成績を残すことに成功しました。
最近の牧田さんの投球を観ると、疲労の蓄積から
だいたい100球を記録してくる前後からその投球の力が大きく失われはじめ
まさにつるべ打ちといっていいほど数多く連続して長打を浴び続け
結果大量失点を喫しマウンドを降りるという傾向がはっきりと表れていましたから
イーグルス攻撃陣もある程度球数がかさむまでは
とにかく力負けして空振り三振だけは最優先で防ぐべく
右翼方面を狙い鋭くスウィングしながら食らいついてファウルでひたすら球数を稼ぎ
だいたい80球近くを記録するくらいからはだんだんと
数多く積極的に初球から弾き返していくという戦術を徹底して採用してきましたが
それでも今日のゲーム中盤の牧田さんはシンカーやカーヴを数多く利用し続けていきながら
数多くのグラウンドアウトを奪っていくことに成功し
その課題もみごと克服してくることに成功しました。
もちろん、シーズン当初はその素晴らしい精度を誇る速球をじゅうぶんに利用し
数多くの空振り、それも空振り三振を奪い続けていけていたのが
数多くファウルにされたり、不運な安打や捉えられての痛烈な長打を浴びたりするなど
やはりまだまだその水準の精度まではなかなか戻っていないことは確かなのですが
それでも、この今現在の多少苦しい時期の登板でもこれまでと変わることなく
大胆に、恐れずにゾーンを攻め続け余計な出塁を防ぎ続けながら最少失点にまとめ続け
その上でアウトを一つ一つ積み重ね、できるだけ長いイニングを消化していくという
先発投手としての最優先の、そして最大のしごとを安定して、継続してこなしつづけていき
先発ローテーションを1シーズンを通して守り続けるという経験とノウハウとを
是非是非、今のこの苦しい時期だからこそ自分の中に積み重ね続けていってほしいですね。
この多少苦しい季節を克服し、乗り越えて先発ローテーション枠をシーズンを通して守り続けてこそ
牧田さんは今後、長年にわたって先発投手として活躍し続けることのできる
押しも押されもせぬ一流の投手へ、そして“ライオンズの顔”と評される選手へと
大きく成長していくことができるもの、
ぜひこの時期を大切に、ひとつひとつの登板をそれぞれ非常に貴重な“順調な試練”と捉え
その一つひとつの勝負に最高の、最適な集中力で立ち向かっていきながら
何よりその対戦の一瞬一瞬を、貪欲に、じゅうぶんに、後悔することのないように
楽しみ尽くしていってほしいと心から願っております。
★ Offense ★
今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は昨日に引き続きわずかに計5度にとどまり
その内訳は 0-5(うち失策1・併殺打1)で得点圏に残塁3・得点1という成績、
また今日は5安打・3四球で奪った出塁はこちらも昨日に引き続き8、失策による出塁1を加えた
その全9人のランナーの行方は残塁5、併殺打による二塁封殺2・併殺による一塁封殺1で得点1という結果でした。
今日は全4打席で19球を費やさせながら併殺打1の一方で
四球2・二塁打1で3度の出塁を奪うことに成功したCarterさんや
全4打席で21球を費やさせながら単打1・失策1で2度の出塁を奪うことに成功した
易之さんなどの素晴らしさが目につく程度に留まり
結果、イーグルス先発Jimenez投手に対して6イニングで83球(1イニング平均約13.8球)を、
イーグルス投手陣全体に対しても9イニングで133球(1イニング平均約約14.8球)を費やさせる
物足りない成績に留まり
奪った出塁も計8個に留まる成績で
秀和さん・Carterさんそれぞれ1本ずつの2本の二塁打といった
ライオンズ攻撃陣の本来の魅力である長打をも魅せていくものの
残塁5個に加え得点は1を記録するにとどまりましたから
今日は昨日に引き続き残念ながら、その“しごと”をこなすことに失敗したと
評価をすることのできるライオンズ攻撃陣でした。
昨日今日とここ2試合、残念ながらなかなか忍耐強く打席で数多く闘い続けることに失敗し
じゅうぶんな出塁を奪うことに失敗し続けているライオンズ攻撃陣、
明日は、そして今後もこれまでと変わることなく、そして効率的な攻撃に頼り過ぎることなく
まずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続け
出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていき
その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。