July 2, 2012 Lions at Hawks - Game 67 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




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★ Defense - starting pitcher ★

  今日の岸さんのストライク率は約68.4%を記録、
  2/3を大きく上回ってくる非常に素晴らしい成績を残すことに成功しました。

  28度の打者との勝負をみても、うち2ボールまでいったのがのべ7度、
  3ボールまでいったのがわずかに1度のみ、そして何より四球も0個に抑え
  1ボール以内での勝負も実に75%という非常に素晴らしい成績を記録

  今日は2ストライク以降の勝負がわずかに10度と全体の1/3程度を占めるに留まり
  また3球以内の勝負が全体の約64.3%を占める18度

  そして4球以内の勝負に至っては全体の3/4を占める21度と大多数を占めたように
  今日のホークス攻撃陣はとにかく徹底して初球から積極的に打ち返していく戦術をとっており

  それが岸さんのストライク率を下げる要因としてあったにもかかわらず
  それでもボール球をかさませることなく勝負のほとんどを1ボール以内に収め
  何より四死球0に抑えあげることに成功しましたから

  今日の岸さんは全体として非常にうまく
  ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに成功した
と高く評価できます。

  その今日の岸さんの投球の詳細を観ていきますと

  いつも通り投球の軸はその自慢の速球・カーヴ、チェンジアップといった
  3つの勝負球に置き、それらを数多く自由自在に駆使していきながら

  時折右打者の外角へスライダーを織り交ぜていく投球を展開、

  今日奪ったアウト全21個のうち盗塁刺1個を除いた計20個の内訳を観ていきますと
  外野手の処理したフライアウトをわずかに2個のみに抑えていきながら

  加えてポップアウト4個、三振5個、そして何よりグラウンドアウトを9個
  グラウンドアウトを数多く奪っていきながらアウトを重ね、イニングをどんどんと消化していく
  本格派グラウンドアウト投手の素晴らしい投球を1ゲームを魅せ続けてくれ

  結果7イニングを投げて投球数95(1イニング平均約13.6球)に抑えていき
  また奪われた出塁も何より四死球0に抑えつつ加えて単打5・二塁打2・本塁打1で計8個にまとめ上げることに成功、

  失点・自責点共に4を記録したため惜しくもQSをクリアしてくることには失敗しましたが

  総合的に評価するならば、ある程度まずまず合格点の素晴らしい投球を魅せてくれたと
  高く評価できる成績だったと言えます。

  4回の松田選手に痛打された投球はチェンジアップが抜けきらずに
  速球から若干スピードを落としたいわゆる半速球のような投球が高めに抜けたものでしたし

  7回の松中選手に2ラン本塁打を浴びた投球も今度はカーヴがひっかっかって
  左の長距離打者にとってちょうど打ち頃といっていい内角の低めへと到達してしまったもので

  つまり失投を長距離打者たちに見逃されることなく確実に痛打されたため
  失点を重ねていった今日の投球だったと言ってよく

  もちろん、7回のその後の最後の1失点は岸さんにとって
  余計な1点といっていいものであることは確かではありますが
  
  それでも今日の岸さんは四死球0であったことからもわかるように
  多少長打を浴び、失点を重ねていっても変わらずに、恐れることなく
  大胆にゾーンを攻め続けていったことによる痛打・失点なのですから

  そのわずかな失投を見逃さず、確実にとらえいずれも長打にした
  松田選手、そして松中選手を称賛する他ないといっていいでしょう。

  今日は4失点で7敗目を喫することになった岸さんですが
  今日の敗戦を引きずり、“わずかな”失投を恐れるがあまりに

  今後特に長距離打者に対し、ゾーンの隅をかすめるかのような過剰な制球に頼り過ぎ
  結果ボール球がかさみ、四死球で余計な出塁を奪われていきながら

  結局は“ゾーンで勝負せざるを得ない状況”に追い込まれていき
  大量失点を喫し早々にマウンドを降りる、という悪循環だけは極力避けるべく

  今後も今日と変わらず、どんなに緊迫の勝負の時にも大胆に、恐れずにゾーンを攻め続け
  余計な出塁を奪われることなく最少失点にまとめ続けていきながら

  一つひとつアウトを重ねていき、できるだけ長いイニングを消化していくという
  先発投手として最優先の、そして最重要のしごと
  安定して、継続してこなし続けていってほしいと思います。

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★ Offense ★

  今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計8度、
  その内訳は 0-5(うち併殺打1・三振1)、四球2・犠飛1で得点圏に残塁4・得点1という成績、

  また今日は6安打、4四球で奪った出塁は10、その全10人のランナーの行方は
  残塁7、併殺打による二塁封殺1・盗塁死1で得点1という結果でした。

  今日はフルカウントに3度持ち込みそれぞれ7球・8球・6球を費やさせながら四球1・単打1で2度出塁するなど
  全4打席で27球を費やさせながら四球1・単打1で出塁2個を奪うことに成功したGermanさんを中心として

  ホークス先発岩嵜投手に対して8 1/3イニングで131球(1イニング平均約15.7球)を、
  またホークス投手陣全体に対しても9イニングで137球(1イニング平均約15.2球)を費やさせる
  まずまずギリギリ合格点の素晴らしい成績を残すことに成功しながら

  奪った出塁も四球4個を含め計10個を記録する
  こちらもまずまず合格点の素晴らしい成績を残すことに成功、

  また浅村さんの二塁打といったライオンズ攻撃陣の本来の魅力である長打をも魅せていきましたが

  残念ながら残塁7個に加え得点は1のみに留まることとなりましたから

  今日は全体として残念ながらその“しごと”をこなすことに失敗した
  評価をすることのできるライオンズ攻撃陣でした。

  ただし、ある程度数多くの球数を費やさせながらある程度数多くの出塁を奪い、
  そしてある程度数多くの残塁を創り出していったことは今後に向けて一定の評価をしていいと言ってよく
  今後のライオンズ攻撃陣の得点の数々に大きく期待したいところです。

  今後もこれまでと変わることなく、そして効率的な攻撃に頼り過ぎることなく

  まずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
  初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続け
  
  出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていき
  その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。

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 $Peanuts & Crackerjack-FightItOut 

Peanuts & Crackerjack-PA120702

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