June 9, 2012 Lions at Giants - Game 50 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




使用している用語についての詳細はこちら → 【 用語集 ( Acronyms, Abbreviations & Jargons ) 】


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★ Defense - starting pitcher ★

  今日の平野さんのストライク率は約66.7%を記録、
  ちょうど2/3を記録してくる素晴らしい成績を残すことに成功しました。

  ただし18度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ10度にのぼり
  1ボール以内での勝負は約44.4%を記録するにとどまったように
  2ボールを奪われて、またファウルで数多く球数を稼がれての緊迫の勝負がある程度数多く散見されますが

  それでも3ボールまでいったのがのべ4度、そしてなにより四球0にまとめ
  余計な出塁を奪われることなくアウトを重ねていきましたから

  今日の平野さんは全体としてうまく
  ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに成功した
と高く評価できます。

  その今日の平野さんの投球の詳細を見ていきますと
  前回登板の5/27 タイガース戦と同じように投球の軸速球、スライダー、
  そして自慢の2種類のスプリッターといった3つの勝負球に置き数多く駆使していきながら

  加えて時折カーブ緩急を利用し、また左打者にチェンジアップを織り交ぜる投球を展開、

  ただし全投球数81のうち実に6割近い48球までが真ん中~高めに到達していき
  そこで単打1・本塁打2を、そして鋭く弾き返されたフライアウトを4個弾き返されるなど
  投球が高めに上ずる苦しい投球が続き

  今日奪ったアウト全12個の内訳を見ていきますと
  グラウンドアウトは4個にとどまり三振は0、そしてポップアウト2個で
  最も多かったのは外野手の処理したフライアウトで6個となり

  素晴らしい投球を魅せてくれる時の平野さんの投球スタイルである
  グラウンドアウトを数多く奪いながらイニングを順調に消化していく
  本格派グラウンドアウト投手の投球では残念ながらなく

  結果4イニングを投げて投球数81(1イニング平均約20.3球)と球数も非常にかさみ
  また奪われた出塁四死球0は高く評価できる点ではありますが
  単打3・二塁打1・本塁打2で計6個とかさみ、また半数が長打という物足りない成績、

  余計な出塁を奪われることなくゾーンで勝負し続けたため大量失点は喫することなく
  失点・自責点は共にソロ本塁打の2個のみになんとかまとめるものの

  全体的に投球が上ずる・球数が多い、そして奪われた出塁数が多い・長打が多い・危険なフライアウトが多いといった
  非常に不安定な投球を修正することができずじまいでしたから

  5回に打順が回ってきたところで代打を送られることとなり
  残念がら消化したイニングは4個のみに留まったため
  QSをクリアしてくることに失敗する結果となりました。

  今日の平野さんはどうも思うように投球を操ることができず、苦しい勝負続きの中でしたが
  それでも四死球0個で余計な出塁を奪われることなく、大胆にゾーンで勝負し続けたことは
  大量失点を防いでいくことに成功したという点で非常に高く評価できます。

  そのゾーンで勝負し続け、余計な出塁を奪われないという投球の一番の基本をクリアしたうえで、
  平野さんが今後安定してアウトを重ね、イニングを順調に消化していくためには

  やはりグラウンドアウトを安定して数多く奪っていきながらアウトを重ねていき
  逆に外野手の処理したフライアウトを極力抑えつつ
  長打、それも特に本塁打を防いでいく必要があり

  その為にはやはり投球が、それも特にスライダーや遅いスプリッターなどの
  球速が速球から落ちる球種については安定して数多くゾーンの低めに到達するといった
  制球が非常に重要になってくるのだろうと観て取れます。

  素晴らしい投球を魅せ、素晴らしい成績を残すときには
  長打を防いでいきながら数多くのグラウンドアウトを奪っていくものの

  それが安定せず、継続せず登板によってはフライボールを数多く鋭く弾き返されながら
  本塁打を始めとした長打を数多く打ち返されあっけなく大量失点を奪われることが

  昨シーズンまでのいわゆる“ジキル博士とハイド氏”的な平野さんの非常に大きな課題でしたが
  今日の投球を見る限りは、残念ながらどうもまだその悪癖は抜けきっていないようですね。

  今後平野さんが如何にしてこの課題に向き合い、登板ごとに大きくばらつくことなく
  安定して数多くのグラウンドアウトを奪いながら順調に長いイニングを消化していく

  本格派グラウンドアウト投手の素晴らしい投球をうまく継続していけるようになり
  その上で常に先発ローテーション枠を1シーズンを通して守り続ける投手になれるか、
  その進化を期待し、今後も楽しみに追い続けていければと思います。

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★ Offense ★

  今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計4度にとどまり
  その内訳は 1-4(うち三振1)で得点圏に残塁1・得点1、

  また今日は7安打、1四球・1死球で奪った出塁は9、野手選択による出塁1を加えた
  その全10人のランナーの行方は残塁4、二塁封殺1・盗塁死1、そして
  右翼手補殺による二塁刺殺1で得点3という結果でした。

  今日はジャイアンツ先発東野投手に対し5イニングで68球(1イニング平均約13.6球)を、
  そしてジャイアンツ投手陣全体に対しても9イニングで132球(1イニング平均14.7球)を費やさせるに留まりますが

  6回に先頭打者としてフルカウントに持ち込み8球目で四球を奪い出塁するなど
  全4打席で21球を費やさせながら単打1・四球1で2度出塁することに成功した易之さんや

  初回に7球を費やさせ単打で出塁するなど
  全4打席で20球を費やさせながら単打1で1度出塁することに成功した巧さんなどを中心に

  奪った出塁は四死球2個を含めなんとか計9個を記録する
  合格点の素晴らしい成績を残すことに成功、

  また剛也さんの11号2ラン本塁打といったライオンズ攻撃陣本来の魅力と言える長打を魅せたこともあり
 
  残塁4個と少ない中ではありますが非常に効率的に、なんとか得点3を記録してくる
  ギリギリ合格点の素晴らしい結果を残してきましたから

  今日は全体としてなんとかうまく、その“しごと”をこなすことに成功した
  合格点の評価をすることのできるライオンズ攻撃陣でした。

  ここ数試合、ある程度効率的な攻撃を魅せ続けることに成功している中ではありますが
  今後もこれまでとまったく変わることなく

  まずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続けていきながら
  初球から積極的に狙い球を絞って鋭く弾き返していく中で効果的に織り交ぜ続け
  
  出塁をひとつひとつ奪い続け、積み重ね続けていき
  その上で得点をスコアボードに一点一点、記録し続けていってほしいと思います。

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$Peanuts & Crackerjack-FightItOut

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