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★ defense - starting pitcher ★
今日NPBデビューを果たした小石さん、そのストライク率は約54.4%に留まり
残念ながら非常に物足りない成績に終わりました。
15度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ9度、
3ボールまでいったのがのべ5度、そして四球4で
こちらも1ボール以内での勝負がわずかに40%に留まるもの、
もちろん15打席の少ない勝負数であまりあれこれと評することは難しいのですが
それでも四球を4個奪われ、また暴投も2個犯してしまうなど
今日の小石さんは打たれることを、そして盗塁で進塁されることを恐れるがあまりに
ストライク・ゾーンの中で大胆に勝負し続けることに残念ながら失敗したと評価できます。
一方で8打数2安打（1単打・1二塁打）であったことから
そこまでホークス攻撃陣に捉えられ、集中的に連打を受けたのでもないことは評価すべきで
やはり課題は1にも2にも、まずはゾーンをどんなに緊迫の場面であっても
攻め続けるようにすることに尽きると言え、
その上で今日の3 1/3イニングを投げて投球数68球（1イニング平均約20.4球）というかさんだ投球数を減らすこと、
更に四球4個を含め6個もの大量の出塁を奪われたことを反省し
四死球による余計な出塁を筆頭にし、被出塁数を減らしていくこと、
それを常にアタマにおいてひとつひとつアウトを積み重ねていき
少しでも長いイニングを順調に消化できるようにしていってほしいですね。
★ Offense ★
今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計12度、
その内訳は 1-9（うち本塁打1、併殺打1・三振2）、四球3で得点圏に残塁8、得点4（プラス暴投により得点1）。
今日は8安打、7四球・1死球で出塁は16、失策による出塁1および野手選択による出塁1を加えた
その全18人のランナーの行方は残塁10、二塁封殺3（うち併殺打によるもの2）で得点5という結果でした。
今日はホークス先発新垣投手に対し5イニングで75球（1イニング平均15球）を費やさせ
またホークス投手陣全体に対しても9イニングで170球（1イニング平均18.9球）と
その後の救援陣に対しても数多くの球数を費やさせることに成功、
奪った出塁も四死球8個を含め計16個、失策による出塁を合わせると計17個に上るという素晴らしい成績、
全体として今日はうまくその“しごと”をこなすことができたと高く評価できるライオンズ攻撃陣でした。
9回の米野さんのグランドスラムが出るまでは
先発の新垣投手から、そしてその後を受け継いだ救援投手たちから
数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続け、そして出塁を数多く奪い続けるものの
奪った得点は暴投による1点のみ、残塁が10個（得点圏走者の残塁8個）にのぼる
非常にもどかしいであろう、苦しい攻撃が続きますが
それでも変わらず忍耐強く打席で闘い続け、数多く出塁を奪い積み重ね続け
何度も何度も得点圏に走者を進め続け、塁上を賑わせ続けたことで
ようやく9回にその“得点を奪う”挑戦が実を結び、
グランドスラムそして4得点と言う大輪の花を咲かせることに成功しました。
もちろん米野さんの満塁本塁打は文句なしに素晴らしいものとして大いに称賛されるべきですが
その4点は、そして今日のゲームの勝利は当然ながら決して米野さんだけで掴んだわけではなく
大量失点を防ぎ続け、なんとか僅差の得点差にまとめ続けた、
先発小石さん、そして後を受け継いだ木村さん、武隈さん、星野さん、Gonzalezさん、松永さんといった投手陣を中心としたディフェンスと
どれだけ数多く得点圏に走者を残塁させ、辛酸をなめ苦しみつづきながらも
フルカウントを2度創り出し、どちらとも四球で出塁を奪うなど
全5打席で計25球を費やさせながら四球3、二塁打1と4度出塁することに成功したナカジさんを中心に
一つ一つ出塁を積み重ね続けていった攻撃陣全体とで掴んだものだと誇っていいものです。
今日の素晴らしい勝利を大きな自信とし、糧として
攻撃陣はどんなに追い込まれた状況であっても変わらずに
とにかくまずは数多く忍耐強く闘い続ける打席を創り出し続け、効果的に織り交ぜ続け
その上で出塁を積み重ね続けることだけに最大限集中し、徹し続けていってほしいと思います。
