October 8, 2011 Lions at Fighters | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




$ピーナッツとクラッカージャック-20111008


 ★Tips 1 : 今日の岸さんのストライク率は約61.5%、2/3を大きく下回る物足りない成績でした。

         31度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ13度、
         3ボールまでいったのがのべ6度、そして四球3で1ボール以内での勝負が約58.1%。

         今日は3球以内の勝負が全体の約1/2を占める15度と多く
         ファイターズ攻撃陣が初球から積極的に打ち返していったことや

         2ボールでの勝負が7度と多少ボール球がかさむ苦しい勝負がかさんだことが
         残念ながらかなりストライク率を下げることにつながりました。

         結果四球3個を奪われ、8イニングを投げて出塁9個と多少かさみ
         ランナーを得点圏に背負っての緊迫の勝負が続いていきますが

         もちろん銀仁朗さん、ナカジさん、浅村さんをはじめとした
         ライオンズ守備陣の素晴らしいフィールディングの数々に感謝しつつも

         投球数117(1イニング平均14.6球)で自責点・失点ともにわずかに1のみと
         QSをじゅうぶんにクリアしてくる素晴らしい成績を残すことに成功しました。

         カーヴを勝負球としては封印したといっていい前回登板とは異なり
         今日は最速144km/h、平均して140km/h付近を計測するその本来の速球

         カーヴチェンジアップといった3つの勝負球をバランスよく
         右打者・左打者、内角・外角問わず自在に駆使し続け

         その上で右打者の外角、左打者の内角にスライダーを交える投球を展開、
         長打を初回の糸井選手に浴びた二塁打1本に抑えるなど相手打者に球種を絞らせず

         外野フェア領域に達したフライアウトを4個のみに抑えつつ
         三振5個と多少少ないもののグラウンドアウトを11個と数多く奪っていく

         本格派グラウンドアウト・ピッチャーの素晴らしい投球を
         1ゲームを通じて魅せ続けてくれました。

         今後も相手攻撃陣に簡単に球種を絞られないようにすべく
         岸さんの誇る3つの勝負球を偏りなく、自由自在に駆使し続け
         外野フェア領域に到達するフライアウトの数を減らしていきながら

         その上で、その3つの勝負球の精度や制球を更に磨いていき
         また数多くの三振を奪っていき相手攻撃陣を圧倒していきながら

         どんどんとイニングを消化していくことのできる
         本格派エースの素晴らしい投球を目指していってほしいと思います。

 ★Tips 2 : 今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席はわずかに計4度、
         その内訳は 0-4(うち三振1)で得点圏に残塁2、得点0。

         今日は4安打・1四球で出塁はわずかに5のみ、失策による出塁1・野手選択による出塁1を加えた
         その全7人のランナーの行方は残塁4・二塁封殺3(うち併殺打によるもの2)で得点0という結果でした。

         今日は8回の先頭打者として打席に立ち、フルカウントからの9球目で
         四球を奪い、出塁を奪うことに成功した浅村さんなど、

         所々で忍耐強く闘う打席を散見することはできましたが
         全体としては非常に数少なく、稀なものであり

         今日のライオンズ攻撃陣も岸さんに対するファイターズ攻撃陣と同じく
         3球以内の勝負が19度と全体の約61.3%、また4球以内が24度と全体の3/4以上を占めるなど
         数多く初球から積極的に打ち返してはいくものの

         グラウンドアウトを15個と数多く奪われる一方で出塁を5個のみに抑えられ
         結果9イニングで105球(1イニング平均約11.7球)を費やさせるに留まり

         結果、失点・自責点ともに0という物足りない成績で
         そのしごとをうまくこなすことに失敗し、ゲームを終えることとなりました。

         犠牲バント戦術に2度失敗するなどのミスも印象に残るものでしたが

         基本的には、そういった数度の過ちをカヴァーしていくことのできるだけの
         数多くの、じゅうぶんな出塁を奪うことができなかったこと

         結果、岸さんの素晴らしい投球という要素もあったものの
         2時間16分という非常に短時間で敗戦を喫することになった大きな要因としてあり

         明日以降、どれだけライオンズ攻撃陣がまたその攻撃の基本に立ち返り
         数多くの忍耐強く闘う打席を創り続け、交え続けながら数多くの出塁を奪っていけるか、

         是非その巻き返しを楽しみにしながら観戦し続けたいと思います。