今日は素晴らしい投手戦が繰り広げられたゲームでした。
タイガース先発、フォッサム投手が
６回を投げきって打者２６人に対し投球数１１６、
被安打５、与四球３、奪三振８で自責点・失点ともに１、
素晴らしい投球でじゅうぶんにＱＳをクリアしてくれば
ライオンズ先発、ワクさんも
９回を投げ切って打者３２人に対し投球数１４９、
被安打４、与四球２、奪三振１０で自責点・失点ともに１と
こちらもＱＳをはるかに超えてくる素晴らしい投球でした。
ワクさんの投球はこれぞ力で押す、というコトバが
ぴったりくるものでした。
左打者の内角への直球とカッター、
そして右打者への内角への直球とシュート。
こういったボールを武器に
左打者には内角の球を詰まらせ
内野左方向へのフライアウト４、
右打者には同じく内角の球を詰まらせて
内野右方向へのグラウンドアウト３、
そしてその内角への素晴らしいボールと共に
更に威力を増す外角への素晴らしいボールで
奪三振は１０を数えました。
一方、ライオンズ攻撃陣は
今日剛也さんが復帰し、ＤＨ制のゲームということもあり
久しぶりに１番～５番まで、
固定のメンバーが揃ったラインアップとなりました。
しかし、タイガース先発、フォッサム投手の
左腕から繰り広げられる右打者内角へ食い込んでくる
直球と数種類のスライダーの素晴らしいコンビネーションに
残念ながらなかなか思ったようなしごとをさせてもらえず
クリーンアップ・ヒッターが得点をたたき出すことには
今日は成功することなくゲームは終了しました。
そんな素晴らしい投球のフォッサム投手から
ヤスさんが５回にランナーを一塁に置いて
三塁打を放ち得点を奪うと
９回にも今度はかわった渡辺投手から
今度はランナーを二塁に置いてシングルを放ち
勝ち越し、そしてウォーク・オフとなる
貴重な得点を叩き出しました。
今日も苦しんで苦しんで、なかなか得点をあげられず
どんどんとイニングが進んでいく中
それでもワクさんが素晴らしい投球を展開し
それを支えるヤスさんの好守が光り
ライオンズ攻撃陣がいくつかの“魅せ場”のうち
なんとかそのうちの２つを成功させて
ようやく最後にその高かったカベを
乗り越えていくことに成功し、勝利をもぎ取りました。
こういった厳しい投手戦は
攻撃陣のこれまで培ってきた“底力”が試される
ほんとうに素晴らしい“順調な”試練の場。
明日も変わらずに結果のことはあまり考えることなく
とにかくリラックスして、積極的に初球から
自分のスウィングでゾーンに来た球にコンタクトする、
その姿勢を貫いていってほしいと思います。
どんなに得点を多く奪おうともその１点１点は
すべてそれぞれがかけがえのない“キセキ”、
ゲームはその１つ１つの“キセキ”を
積み上げていくことで成り立っていくもの。
明日はライオンズ攻撃陣が
どれだけの“キセキ”を魅せてくれるだろうか。
楽しみに観戦したいと思います。
