日々、精一杯

昨日より今日は…

できなかった事は今日こそできるように

それでも上手く行かない事ばかり

努力が足りないのかな?

私もここまでなのかな?

そんな事ばかり考えて

自分で自分を追い詰めては

ひと時も頭から離れなくなる

練習していないと

不安な心に支配されてしまう

だから、夜中までお稽古場に残り

一人練習していた若い頃の自分。

 

 

 

 

歳を重ねても

今の自分にできる事と考え 

気の済むまで練習して

踊り続けていた50代

 

足の異変に気がついた60代

それから7年後に

両足人工股関節置き換え術を受けた

 

今の私は自分で自分に制限を掛けてしまう

そうでもしなければ

年齢も今の体の状態も無視して

練習に励んでしまう

防衛本能なのか?

心だけは歳をとっていないのかな?

 

もう術後一年になるのだから

体力がなくなったとか

筋力がなくなったとか

やっと上がり始めた足が

また上がらなくなってしまったとか

全く踊れなかった期間があるからとか

そろそろ

そんな事を言うのはやめたい自分がいる

 

 

 

これから先

バレエとどう向き合って行きたいのか

自分が一番よく分かっているのだから

【後悔しない生き方】を

選べば良いだけだよねと思ったりする

 

 

 

日常生活では

人工股関節だという意識は全くないが

踊ろうとすると

脳が勝手にバレエに於ける不都合を

思い出してしまう。

だから心も辛くなるのかもしれない

 

術後の複雑な心理状態も人それぞれで

悩みはつきないけれど

こんな私を生徒達が見て

自分の生き方や自分の心について

何かを考えてくれたら良いなと思う今夜