とある日。
少人数の小さなバレリーナ向けのクラス。
「さぁ始めましょう。」のご挨拶からストレッチへ
いつものように床にごろんと。
今日はとてもシャイな生徒さんと2人きり。
「せんせい、あのね。わたしね。せんせいになるんだ~!」
「素敵!大きくなったら、園の先生になりたいのね?」
「ちがう、ちがう~!ちがうの!ここの!」
「ん!?ここの(バレエ教室の)先生!?」
ひゃぁ~~~
めちゃくちゃに嬉しかった。
(ずきゅーーーーーん)
自分の中にあった、今までのざわざわともやもや
その一言で、一気に吹き飛んだ。
(快晴!)
「バレエの先生になりたい」
この20年、そう思ってくださった生徒さんは、きっとたくさんいらしただろうけれど
(そう思いたい)
「ここの先生になるの。」
と、真っ直ぐに言われたのは、私、、
初めてですーーーーーーーーっ
お稽古が始まる前の、ほんの少しの隙間時間。
幸せをかみしめた日。
踊りを大切に思ってくれる気持ちには、心から丁寧に応えていこうと思った日。
忘れないように書いておく。