● アンシェヌマン中の『休止』
正しいバレエで本当の上達を。
京都市のバレエ・ベーシック三井です。
アンシェヌマンの中に
『休止』があることが
あります。
…う〜ん、
あんまりないかなぁ
書いといてなんなの
ロシアのバレエ学校の
特に低学年だと
結構あるんです。
例えば
(左端の数字はカウント)
1 グラン・バットマン前
2 5番
3 グラン・バットマン前
4 5番
1 グラン・バットマン前
2 5番
34 休止
とか
1 タンデュ横
2 プル・ル・ピエ タンデュから踵を床に下ろす
3 つま先を伸ばす
4 脚は休止、手だけアロンジェ
とか。
特に『4』の音の時って
惰性で動きたくなるんですよ。
例えば
上述のグラン・バットマンなら
4回目を出したくなっちゃうし、
その下のタンデュの例なら
4の音で
5番に戻したくなっちゃう。
それをあえて
意識して止める。
こうした
アンシェヌマンの中の休止は
決して『お休み』じゃないんです。
まずは
上で書いた通り
意識していないと
惰性で身体が勝手に
動いてしまうので
『休止すること』自体
意識的に身体をコントロール
して止めることになります。
むしろ脳を働かせるような。
身体自体は
緊張感を持って
止まっている状態。
だから『お休み』ではない
そして
この『休止』の中で
体幹が正しく立っているか
確認する。
さらに
アンデオールしているか
確かめる。
自分自身を
見つめ、感じ、確認する
時間なんです。
画像出典:
Уроки классического танца
П. А. Пестов
日本語訳:古典舞踊の授業 P. A. ペストフ著
『5番で休止』は『確認の時間』!
この『休止』、
恩師はアンシェヌマンへの
組み込み方が
上手だったな〜
それまでは
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8と
動きっぱなしの
アンシェヌマンが多かったから
(特にバー)
この
『意識的に止める』
(むしろ脳は働かなくてはならない)
は新鮮で面白かった。
でも
この『休止』で
意識的に
身体をコントロールしたり
正しく体幹を立て直したり
アンデオールを直したり
できるんですよね
あまりレッスンで
遭遇することは
ないかもしれないけど
もしレッスンで
『休止』の機会があったら
①意識的に身体を止める
②体幹の確認
③アンデオールの確認
してみてね
良い一日をお過ごしください
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