● バレエで『力を入れる』/『力を抜く』場所
正しいバレエで本当の上達を。
京都市のバレエ・ベーシック三井です。
昨日の記事では
バレエのテクニックの鍵となる
体幹の立て方について
書きました。
今日は
その続き、になるかな?
なんせバレエは全て繋がっているので
バレエで
『力を入れる場所』が
違ってしまっている
ケースが多いんです。
バレエで
筋肉の力を抜いてはいけない
場所がある。
ひとつ目は
スネ
足 legじゃなくてfootの部分
足指
トゥシューズを
思い出せば
納得なんじゃないかと
思うんですけど
トゥシューズって
シューズの部分が固くて
足をホールドしてくれますよね。
だから合ったポアントを履くのが大事
足首を
リボンでグルグル巻きに
するのも
スネの2本の骨が
キュッと引き締まる
感じがしませんか?
ふたつ目は
お尻と胴体
チュチュをイメージすれば
納得なのではないかと
思いますが
チュチュの胴体部って
これまた『固い』←?
『固い』んですけど
それだけやはり
ホールドしてくれるんですよね。
以前、発表会を
していた頃は
皆さん
「衣装を着ている方が踊りやすい」
=『引き上げ』がキープされる
とおっしゃっていました。
スネ・足・足指
お尻・胴体
の力は抜かず
特に
速い動きでは
『脚』leg は
力を抜いておきたい。
速い動きの中でも
脚の力が抜けているから
脚は
軽く、自由に、
速く、シャープに
動かすことができる。
でも、
力を入れておくべき場所に
力が入っていないと
脚の力を抜くことは
できないんですね。
総崩れになるから
画像出典:30年くらい前の朝日新聞連載記事
『ダンスの現場 魅惑のとき』
アルティナイ・アスィルムラートワ
前ワガノワバレエ学校校長
いやぁ、本当にこの方は私の神でした。
『脚』の力は抜けているから
高速連続パッセもできるんですね
…バレエ歴が長くなると
逆に、
力を入れるべき場所に
力が入っておらず、
力を抜くべき場所に
力が入ってしまっている、
という
『逆の』パターンが
多くなるんじゃないかな?
前モモばかりで頑張ってしまうパターン
10代のア・タ・シ
または、
大人からバレエを始めた方には
全身に力が入ってしまう
ケースが多いかもしれません。
結構、
背中や、肩甲骨周りが固い
というお悩みも
多く聞くんですけど
その下の胴体部
チュチュの胴体部分
に力が入っていないから
その上の背中の緊張を
抜けない 総崩れになるから
というケースも多いですね。
今回は
トゥシューズと
チュチュを例に
力を入れておくべき場所
抜くべき場所について
考えましたが
結構、
『道具』にヒントが
あることが多いんです。
バレエは
全て理にかなっているから。
理由がないことなんて
無いから。
だから
バレエって面白い
良い一日をお過ごしください
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