昨日の続き。
第2章~真夜中の遭遇~
白川と別れて、半ば強引にアドレスを交換させられた。
嬉しいような嬉しくないような
まぁともかく、自分の携帯に身内以外初めてアドレスが登録されたのである。
しかもそれが異性と言われれば、テンションが上がっちゃうのは普通の男子高校生なら普通である。
「友達・・・か。」
そこなのである。
彼。鏑木康。ちょっぴり友達がいない男子高校生。通称『千の幼女パンティを持つ漢』
「そんな犯罪的な通り名などないわ!」
僕はロリコンじゃない。
僕は人よりちょびっとだけ背が低くて人よりちょびっとだけ未発達な可愛らしい女の子が好きなんだ。
よってロリコンでは断じてない。
まぁ白川みたいなああいった体つきもやぶさかではないが、むしろ大好きだが、もうそこらじゅうを触りたいし、舐め回したいし、揉みし抱きたい。
って何の話しだ。
そんなのはどうでもいい。
今はこのアドレスだ。
今後このアドレスを使う時なんて来るのか?
来ないかもしれないな。
今ここで消してもいいが、そんなことをするやつは外道なのでやめておこう。
白川の悲しげな顔は見たくないしな。
なんやかんやで帰宅。
疲れた。
「に・い・ちゃーーーーーん!!!」
あれ?ここ僕の部屋だよな?
あれ?ドアを開けた瞬間、足の裏?的なものが僕の顔面に迫ってくる。
いや、落ち着け。
こんなことよくあるじゃないか。
どうせ妹がいつも通り、顔面に跳び蹴りしてくるだけだ。
そう、そしていつも通り、僕は華麗n・・・
「ぐほぉぁ!!!??」
僕は切り揉み状に吹き飛ばされ、ノーバウンドで二階から一階に着地した。
背中で。
「兄ちゃん!なーに、辛気くさい顔してんのさ!?明日から夏休みだよ!?今年は何する?海もいいなぁ。山もいいなぁ。」
上の妹。鏑木枝里。
つい先日、空手で黒帯を取った。
そう。僕を二階からノーバウンドで一階まで蹴り飛ばしたのである。
そして、そのことを全く悪びれもせず、ハイテンションで今後の予定を立てている。
「お前・・・僕を殺す気かぁ!普通だったら救急車で運ばれてるわ!」
「何だよ兄ちゃん。人がせっかくいい気分でいたのに。そんな大したこと気にしてたらこの先生きてけねーぜ。」
「二階からノーバウンドで一階に叩き落とされるのが大したことがないのか!?お前の道場はどんな教育をしてんだ。」
「無傷だからいいだろ?大丈夫、大丈夫。あたしの兄ちゃんはそんなやわにできてねーからさ。」
「お前に俺の何がわかる!?」
「友達も彼女もいなくて未発達な可愛らしい女の子にしか興味がないロリコン兄貴。」
「うわっ!間髪入れずに心に響くことを!因みに僕はロリコンじゃあない!」
「まぁまぁ。そんな可哀想な兄ちゃんはおいといて。」
「お願いだから。その可哀想とか止めて!」
「なぁ、兄ちゃん。そんなことより腹減った。飯。」
「僕の話し聞いてました?」
僕の家は親が海外出張中なので御飯は基本僕が作っているのだが、妹達がわりとうるさい。
味がどーの、塩入れすぎだーだの。
自分で作ればいいじゃないか。
まぁ僕も今日はそれなりにいいことがあったので、今日ばかしは妹の言うことを聞くのはやぶさかではない。
まぁここで意地悪をして妹の反応を楽しむこともできるが、そのあと二人の妹に何されるかたまったもんじゃない。
まぁここは大人しく。
「妹よ。何が食べたい?」
「いや、お前の作る飯は不味くて食えん。」
僕は満面の笑みで腕を振りかぶり、妹の顔に思い切りチョップをした。
夜。
僕はこっそり部屋を抜け出す。
そして音を立てずに、玄関を目指す。
どうやら成功したようだ。
外に出た僕はある場所へ向かった。
そう、本屋だ。
その本屋は僕の家から徒歩で三十分もかかるのだが、たまたま月がキレイで歩きたくなったのだ。
なぜ本屋へ向かうのかというと
正直、夕方の白川のことが忘れられないのだ、純白のものが忘れられなく、抜こうにも、このまま抜いてしまったら白川を汚すことになるのでは?という気持ちになり、結果こうしてエロ本を買いに行くというわけだ。
本屋に到着。
エロ本単体で買うという度胸はないので何冊か適当なやつを買った。
もちろん委員長ものを買いましたよ。
その辺は抜かりありません。
しかし、そろっと僕の財布の中身も寂しくなってきたな。
そろっと下ろすか。
(そう言えば、今日白川が吸血鬼がどうのこうの言ってたなぁ。)
僕はそういう怪異現象なんかは全く信じない方だ。
そんなものはいない。
そんなのは幻想だ。
妄想、仮想、空想・・・
そんなものは存在してはならないのだ。
そう。
ただの、噂、だ。
「ん?」
何故か街灯は立っているのに灯りが点いていない。
(おいおい、整備不良か?直せよ。)
しかし、その奥の一つだけ灯りが点いていた。
(?あそこだけ、点いている?)
「っ!?」
(その吸血鬼はね・・・金髪で・・・)
「金髪・・・。」
(冷たい眼をしているんだって。)
「冷たい・・・眼・・・!」
街灯の下にいたのは、白川の言っていた吸血鬼の特徴と全く一緒の人物。
金髪で冷たい眼をしている。
見られただけで動けなくなってしまった。
息も苦しくなってきた。
金髪の女性がこちらを見ている。
僕も見てしまう。
この場所には不釣り合いなほどのドレス、日本人離れした顔立ち、僕は見とれていたのかもしれない。
とりあえず美人なのだ。
しかし、何かがおかしい。
そう彼女の四肢がないのだ。
右腕はキレイに切断されている。
逆に左腕は引きちぎられたようだった。
両脚も何かで切断されたような跡だった。
「・・・おい。」
「えっ?」
「喜べ人間よ。儂を助けさしてやる。」
「助けるって、どうやって?」
「何、簡単じゃ。首を差し出せば後はこっちでやる。簡単じゃろ?」
「ぼ、僕の血を、吸うってこと・・・か?」
そんなことされたら僕は、死んでしまうじゃないか!
や、やだ!死にたくない!
「ど、どうしたのじゃ?早く、早く差し出せ。」
足は?う、動く!
よし、逃げれる!
・・・ザッ!
「う、嘘じゃろ?た、助けてくれんのか?」
「・・・えっ?」
「や、ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。助けて助けて助けて助けて助けて助けて、助けてください。お願いします。謝りますから。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」
彼女は泣き叫んだ。
本当はこんなことを言うようなことは許されない高貴な存在なのだ。
でも、僕は、
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
逃げた。
後ろを振り返らずに
「なんだよ、なんだよなんだよ!」
僕は、僕はアイツを助けようとしてる。
僕は近くのゴミ箱に買った本を投げ捨てた。
「ハァ・・・ハァ・・・」
こんな自分が嫌になる。
しかも僕はアイツのために死のうとしている。
やっぱり僕の人間強度は弱いな。
そしてアイツがいたところまで戻った。
彼女はもう泣き止んでいた。
その場にある死を受け入れていた。
もう完全に諦めたようだった。
「おい!俺がお前を助けてやる!ほら!吸えよ!」
「・・・いいの?」
「ああ!別に僕は友達もいないし悲しんでくれるやつも少ない!別に死んでも変わりないもんなぁー!あとは自分でやるんだろ?さぁ早くやれよ!」
「・・・う、ん・・・ありがとう。」
その言葉を聞いた瞬間僕の目の前は暗くなった。
第2章~真夜中の遭遇~ 完
P.S.
終わったぁ(>_<)
とりあえずまだ続きます。
誤字脱字あるかもですがそこは広い心でお願いします。
ではでは~(^-^)/
第2章~真夜中の遭遇~
白川と別れて、半ば強引にアドレスを交換させられた。
嬉しいような嬉しくないような
まぁともかく、自分の携帯に身内以外初めてアドレスが登録されたのである。
しかもそれが異性と言われれば、テンションが上がっちゃうのは普通の男子高校生なら普通である。
「友達・・・か。」
そこなのである。
彼。鏑木康。ちょっぴり友達がいない男子高校生。通称『千の幼女パンティを持つ漢』
「そんな犯罪的な通り名などないわ!」
僕はロリコンじゃない。
僕は人よりちょびっとだけ背が低くて人よりちょびっとだけ未発達な可愛らしい女の子が好きなんだ。
よってロリコンでは断じてない。
まぁ白川みたいなああいった体つきもやぶさかではないが、むしろ大好きだが、もうそこらじゅうを触りたいし、舐め回したいし、揉みし抱きたい。
って何の話しだ。
そんなのはどうでもいい。
今はこのアドレスだ。
今後このアドレスを使う時なんて来るのか?
来ないかもしれないな。
今ここで消してもいいが、そんなことをするやつは外道なのでやめておこう。
白川の悲しげな顔は見たくないしな。
なんやかんやで帰宅。
疲れた。
「に・い・ちゃーーーーーん!!!」
あれ?ここ僕の部屋だよな?
あれ?ドアを開けた瞬間、足の裏?的なものが僕の顔面に迫ってくる。
いや、落ち着け。
こんなことよくあるじゃないか。
どうせ妹がいつも通り、顔面に跳び蹴りしてくるだけだ。
そう、そしていつも通り、僕は華麗n・・・
「ぐほぉぁ!!!??」
僕は切り揉み状に吹き飛ばされ、ノーバウンドで二階から一階に着地した。
背中で。
「兄ちゃん!なーに、辛気くさい顔してんのさ!?明日から夏休みだよ!?今年は何する?海もいいなぁ。山もいいなぁ。」
上の妹。鏑木枝里。
つい先日、空手で黒帯を取った。
そう。僕を二階からノーバウンドで一階まで蹴り飛ばしたのである。
そして、そのことを全く悪びれもせず、ハイテンションで今後の予定を立てている。
「お前・・・僕を殺す気かぁ!普通だったら救急車で運ばれてるわ!」
「何だよ兄ちゃん。人がせっかくいい気分でいたのに。そんな大したこと気にしてたらこの先生きてけねーぜ。」
「二階からノーバウンドで一階に叩き落とされるのが大したことがないのか!?お前の道場はどんな教育をしてんだ。」
「無傷だからいいだろ?大丈夫、大丈夫。あたしの兄ちゃんはそんなやわにできてねーからさ。」
「お前に俺の何がわかる!?」
「友達も彼女もいなくて未発達な可愛らしい女の子にしか興味がないロリコン兄貴。」
「うわっ!間髪入れずに心に響くことを!因みに僕はロリコンじゃあない!」
「まぁまぁ。そんな可哀想な兄ちゃんはおいといて。」
「お願いだから。その可哀想とか止めて!」
「なぁ、兄ちゃん。そんなことより腹減った。飯。」
「僕の話し聞いてました?」
僕の家は親が海外出張中なので御飯は基本僕が作っているのだが、妹達がわりとうるさい。
味がどーの、塩入れすぎだーだの。
自分で作ればいいじゃないか。
まぁ僕も今日はそれなりにいいことがあったので、今日ばかしは妹の言うことを聞くのはやぶさかではない。
まぁここで意地悪をして妹の反応を楽しむこともできるが、そのあと二人の妹に何されるかたまったもんじゃない。
まぁここは大人しく。
「妹よ。何が食べたい?」
「いや、お前の作る飯は不味くて食えん。」
僕は満面の笑みで腕を振りかぶり、妹の顔に思い切りチョップをした。
夜。
僕はこっそり部屋を抜け出す。
そして音を立てずに、玄関を目指す。
どうやら成功したようだ。
外に出た僕はある場所へ向かった。
そう、本屋だ。
その本屋は僕の家から徒歩で三十分もかかるのだが、たまたま月がキレイで歩きたくなったのだ。
なぜ本屋へ向かうのかというと
正直、夕方の白川のことが忘れられないのだ、純白のものが忘れられなく、抜こうにも、このまま抜いてしまったら白川を汚すことになるのでは?という気持ちになり、結果こうしてエロ本を買いに行くというわけだ。
本屋に到着。
エロ本単体で買うという度胸はないので何冊か適当なやつを買った。
もちろん委員長ものを買いましたよ。
その辺は抜かりありません。
しかし、そろっと僕の財布の中身も寂しくなってきたな。
そろっと下ろすか。
(そう言えば、今日白川が吸血鬼がどうのこうの言ってたなぁ。)
僕はそういう怪異現象なんかは全く信じない方だ。
そんなものはいない。
そんなのは幻想だ。
妄想、仮想、空想・・・
そんなものは存在してはならないのだ。
そう。
ただの、噂、だ。
「ん?」
何故か街灯は立っているのに灯りが点いていない。
(おいおい、整備不良か?直せよ。)
しかし、その奥の一つだけ灯りが点いていた。
(?あそこだけ、点いている?)
「っ!?」
(その吸血鬼はね・・・金髪で・・・)
「金髪・・・。」
(冷たい眼をしているんだって。)
「冷たい・・・眼・・・!」
街灯の下にいたのは、白川の言っていた吸血鬼の特徴と全く一緒の人物。
金髪で冷たい眼をしている。
見られただけで動けなくなってしまった。
息も苦しくなってきた。
金髪の女性がこちらを見ている。
僕も見てしまう。
この場所には不釣り合いなほどのドレス、日本人離れした顔立ち、僕は見とれていたのかもしれない。
とりあえず美人なのだ。
しかし、何かがおかしい。
そう彼女の四肢がないのだ。
右腕はキレイに切断されている。
逆に左腕は引きちぎられたようだった。
両脚も何かで切断されたような跡だった。
「・・・おい。」
「えっ?」
「喜べ人間よ。儂を助けさしてやる。」
「助けるって、どうやって?」
「何、簡単じゃ。首を差し出せば後はこっちでやる。簡単じゃろ?」
「ぼ、僕の血を、吸うってこと・・・か?」
そんなことされたら僕は、死んでしまうじゃないか!
や、やだ!死にたくない!
「ど、どうしたのじゃ?早く、早く差し出せ。」
足は?う、動く!
よし、逃げれる!
・・・ザッ!
「う、嘘じゃろ?た、助けてくれんのか?」
「・・・えっ?」
「や、ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。助けて助けて助けて助けて助けて助けて、助けてください。お願いします。謝りますから。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」
彼女は泣き叫んだ。
本当はこんなことを言うようなことは許されない高貴な存在なのだ。
でも、僕は、
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
逃げた。
後ろを振り返らずに
「なんだよ、なんだよなんだよ!」
僕は、僕はアイツを助けようとしてる。
僕は近くのゴミ箱に買った本を投げ捨てた。
「ハァ・・・ハァ・・・」
こんな自分が嫌になる。
しかも僕はアイツのために死のうとしている。
やっぱり僕の人間強度は弱いな。
そしてアイツがいたところまで戻った。
彼女はもう泣き止んでいた。
その場にある死を受け入れていた。
もう完全に諦めたようだった。
「おい!俺がお前を助けてやる!ほら!吸えよ!」
「・・・いいの?」
「ああ!別に僕は友達もいないし悲しんでくれるやつも少ない!別に死んでも変わりないもんなぁー!あとは自分でやるんだろ?さぁ早くやれよ!」
「・・・う、ん・・・ありがとう。」
その言葉を聞いた瞬間僕の目の前は暗くなった。
第2章~真夜中の遭遇~ 完
P.S.
終わったぁ(>_<)
とりあえずまだ続きます。
誤字脱字あるかもですがそこは広い心でお願いします。
ではでは~(^-^)/
