英国ロイヤルバレエ元プリンシパル、吉田都さんの引退公演が
今年の8月に行われました。
「ロイヤルの至宝」とも呼ばれ、世界で活躍するバレエダンサーの先駆けとなった吉田都さんの引退公演とあって、チケットは瞬く間に完売したらしいです。
私も見には行けませんでしたが、NHKBSプレミアムで11月18日に放送されたものを見ました。
ちなみに再放送が12月21日(土)0:30〜(金曜深夜)あるようですよ!
見逃された方は是非ご覧ください。
シンデレラから白鳥まで
吉田都さんはプログラムの冒頭から登場しました。
シンデレラの3幕より。灰色のエプロン姿でほうきを持っています。舞踏会を思い出してほうきと踊ったり、最後にはポケットからガラスの靴を取り出してうっとりしてみせます。
とても53歳とは思えない軽やかさと可愛らしさです。
次に踊ったのはアシュトン振り付けの『誕生日の贈り物』
日本の有名なバレエ団からプリンシパルたちが集結した、なんとも豪華な演目でした。ここでも脚さばきの軽やかさにうっとり。
次は英国ロイヤルのプリンシパル、フェデリコ・ボネッリをパートナーに
白鳥の湖の4幕を踊りました。
「自分は白鳥向きのダンサーではない」と自らおっしゃっていた都さんですが、
上品で悲しみを湛えた白鳥は素敵でした。
日本のトップバレエダンサーたち
今回の公演で印象に残ったのは、米沢唯さんと小野絢子さん(新国立劇場バレエ団)です。
米沢唯さんは白い衣裳で『ドン・キホーテ』のグラン・パ・ド・ドゥを踊り、おきゃんで明るいだけではない、凛とした大人の魅力もあるキトリを見せてくれました。
小野絢子さんは『シルヴィア』伸びやかでしなやかな動きに魅了されました。
お二人ともお名前は知っていても踊りを見るのは初めてでしたが、
すっかりファンになりました。
日本のバレエ界も安泰ですね。
『ミラー・ウォーカーズ』
そして最後の演目はピーター・ライト振り付けの『ミラー・ウォーカーズ』
パートナーは往年のパートナーだったイレク・ムハメドフです。
このパ・ド・ドゥに、今まで見た中で一番感動しました。
パ・ド・ドゥってあまり好きではなかったのですが、二人の信頼関係というか、お互いを大切に思っているのが伝わってくるようで、そういう人間関係を築けることが羨ましかったです。
ドキュメンタリー
11月24日には引退公演までの10ヶ月に密着したドキュメンタリー番組が放送されました。
怪我や痛み、病気などのアクシデントが次々に起こり、まさに満身創痍の状態での舞台だったことを知って驚きました。
そして一番感動した『ミラー・ウォーカーズ』はなかなか仕上がらずにあやうく中止になりかけていたことを知って、さらに驚きました。
さすがプロ。舞台裏は気取(けど)らせないのですね。
吉田都さん、長い間お疲れ様でした。今後のご活躍を楽しみにしています。
こちらも再放送があるようです。
NHK総合 12月14日(土)15:05〜(49分版)
NHKBS4K 12月29日(日)15:45〜(99分版)
ドキュメンタリーは先に舞台の方を見てから見た方がいいかもしれません。
以上、吉田都さん引退公演『ラストダンス』感想でした。
