伊藤藍衣です
Le Studioでは
講師間でレッスン内容や
生徒にしたアドバイス、
生徒のレッスンでの様子などを
共有しています。
その中で、
内ももを回すってなに？
と、生徒からの質問があった
というような話題がありました。
この日は内転筋のワークはしてないのですが、
足裏の外側アーチを活性化させたことと、
呼吸で横隔膜と腹横筋がある程度入ったので内転筋もある程度入りました。
私は「内ももを回す」という言葉は
あまり使わないのですが、
内もも関連のキューイングは
バレエクラスでよく行われますよね。
内ももを使って
内ももを回して
内ももを寄せて
これらは似ていますが、
結構違うイメージかなと思います。
まず、
「内ももを使って」は
どう使うかがないとよくわからない感じ。
「内ももを回して」も
どう使うかがいまいち伝わりにくいかな。
ターンアウトを目指している感じはありますね。
「内ももを寄せて」は
結構わかりやすく、内転筋を使うイメージを想起させます。
が、内転筋をどう寄せるかまでは
見えてこない感じです。
というように、
イメージしている動きや
目指したい動きを促すのって
結構むずかしいものです。
特にレッスン中に
少ない言葉でキューを出していくためには
より的確に、
色々な指導言語を選ぶ力が必要です。
また、前後に何をどんな風にやっているか
生徒の体がどんな状況なのかで
本当に言うべき言葉は変わるので
様々な方法を知って
試行錯誤しながら経験値を積む
というのが指導者にとってとても大切です。
（生徒も同じ！）
で、
「内ももを回して」に戻りますが、
内ももを前に向けたいのであれば、
そのまま
「内ももを前に向けて」の方が
伝わりやすいです。
または
「鵞足を前に」も
すごく生徒の動きが変わりやすいです。
（鵞足「がそく」がどこなのか教えた上でです）
この「鵞足を前に」は
オペラ座マーク先生の指導法ですが、
とても効果的。
鵞足には
縫工筋、半腱様筋、薄筋の３つの筋肉が付着しており
ターンアウトのサポートになります。
ただ、
「内ももを前に」も
「鵞足を前に」も
そもそも内転筋のスイッチが入っていないと
望む動きになりません。
内転筋ゆるゆるのまま
イメージしても
働いてくれないんですね。
内転筋に限らず
スイッチを入れて動きやすくするというのは
体の使い方を改善するための
大事なポイントです。
というわけで、
次回内転筋が使えるようになるコンディショニングを
アップしますね✨
以前書いた内転筋のワークも超オススメです！
（スイッチを入れることについても書いてます）
タオルを挟むだけ！やってみてね！
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