私は風邪に関しては、「子供の頃から風邪は引いても良いもの」だ、といった考えを持っていました。
それは風邪をひいて熱が出ても、ただほったらかしで寝かされているだけ、だったからです。
それでも良くしたもので、自然と風邪は治り、大病もせずに今に至っています。
子供の頃はよく鼻水をたらし、長袖で拭いていたので袖はいつもゴワゴワしていました、今では考えられない有様です。
それこそ、子供は風の子ならぬ風邪の子でした。
高校生の頃は体力も付き、熱が38,5度あっても平気で登校し、テストも受けていました。
それに3年間無欠席で、皆勤賞ももらっています。
社会人になってもその無茶ぶりはなおらず、38度くらいの熱なら平気で仕事をしていましたので、風邪で欠勤するようなことはありませんでした。
それでも一度だけ寮から出勤するとき玄関で倒れ、そのまま医者に担ぎ込まれたことがありました。
そんな訳で私は、風邪は引くのが当たり前といった感覚で過ごしてきました。
しかし、去年の1月15日にインフルで初めて39,7度の発熱を体験し、今迄体験したことのない歩行困難と嘔吐の経験をしたのです。
今年の風邪はきつかった
このインフルに罹患する原因は、二日前にホテルの狭い部屋に押し込まれ、そのうえ咳き込む人がいる中で一時間ほど演奏をしたことです。
それに配膳係の人すら咳き込みながら仕事をしていたのですから、私はこれはもう風邪にかかってしまうと予想していました。
ここが辛いとこ、仕事上これらの状況下でもやめる訳にはいかないことです。
それにしても風邪に対する無防備さは、今と比べると恐ろしいほどでした。
コロナ禍で今は99%マスク着用が当たり前の風景であり、ましてや風邪で咳き込む人が密集するようなケースは二度と起こらないと思われます。
これが今回のコロナ禍がもたらしたメリットの一つ、このような無茶苦茶な宴会は絶対無くなる、と断言できることです。
クリシュナパワー施術師
津軽三味線演奏家
メール sirai-katuhumi@sea.plala.or.jp
白井勝文(バール・クリシュナ・フミオ)