モロッコ1 | T☆Mのmenantikannya

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58歳になりました^^

モロッコの誘惑♥

 

モロッコと聞くと

あまりにも遠くて

縁遠い異国のイメージだけど

 

いや実際遠い異国ですけどね^^

 

自分がモロッコに行ったのは

30歳になった時でした

 

たまたまスペインに住む友達が

スペイン人の男性と結婚するんで

折角だからヨーロッパの教会で挙げる結婚式に

参加してみたいなと思って

スペインに行くことにしたんです

 

その年1996年は今やメジャーになったHISが

スカイマークを設立して

個人手配の格安航空券を売り始めた頃です

バックパッカーが流行り始めた頃になりますね

 

そこでHIS新宿店で格安チケットを購入する歳に

スペインといえばアフリカに近い欧州なんで

スペインから一番近いアフリカなら行く時間あるかな?

ということでアフリカ行きのチケットも買ってみたんです

 

実はモロッコのことなんてほとんど知識なかったし

カサブランカ?マラケッシュ?

それ意外〜何も知らなかった国です

椎名誠の怪しい探検隊シリーズを読んで

モロッコに行きたくなりました

 

スペインでスペイン人に色々教わり

「タバコとボールペンを持っていけ」

「彼女の手を離しちゃダメだぞ」

「フナ広場の路地は夜歩くな」

と脅されたわけですが

当時のトムさんは若かったんで

「おおおお!刺激的そうなとこじゃん」

くらいにしか思っておらず

全く日本の常識が通じなさそうな土地へ行くのが

楽しみで仕方なかった記憶があります

 

ところがです!!!!

エアロイヤルモロッコという航空会社を利用したんだけど

乗った瞬間からモロッコの洗礼を受けました

 

シートベルト壊れてるわ

座席がボロボロだわ

機内食が腐ってるくらい臭くて不味いわ...

 

隣に座ってたスペイン人の紳士は

失笑しながら一口も口を付けず

ワインばかり飲んでましたね

 

行き先はマラケッシュなんだけど

トランジットでカサブランカに着きました

ところが飛行機が遅延し

しかも掲示板が故障してて

情報がよくわかりません

 

そうこうしてるうちに生理現象で

トイレに行きたくなりました

 

ところがです

トイレの前にはどうみても怪しい

土人が充血した目で

手数料いただきますぜ?という感じで

トイレに入る客を待ってます

 

周りは黒人と土人とモロッコ人だけ...

たまに白人を見かけるとほっとするくらい

異様な雰囲気にさすがのトムさんも

縮こまりまして...なかなかトイレに行く勇気がでません

 

それまで黒人のことを怖いと思ったことはなかったけど

全てが黒人と土人ばかりに囲まれると

めちゃ怖えぇ〜〜><

 

 

うろうろしてると空港スタッフに声をかけられました

ほっとしたのもつかの間

「免税店でタバコを買ってきてほしい」と

お願いされました

彼らは免税で買えないので

観光客の俺に声をかけて安く済まそうとしてるんでしょうね

当時は発展途上国に行くとそういう事何度かありました

 

OK!その代わり一緒にトイレに付き合ってくれ〜

という交換条件を出してタバコを買ってきてあげました

 

そのスタッフは税関スタッフでした(笑

 

さて...なんとかマラケッシュ便に乗れました

しかしマラケッシュ着が遅れに遅れ

かなり深夜の時間に着いたことで

当たりは真っ暗です

アフリカだもん....真っ暗です

しかもどうやら我々が最終便だったようで

空港を出たら空港の明かりもほとんど消えてしまい

空港も閉まってしまいました

 

ホテルまでの足もないし

どんどん人はいなくなるし

真っ暗だし....

 

暗闇からどう見ても怪しすぎる男が

白い目と白い歯だけの真っ黒い人が

「タクシーはこの1台しかない、ホテルまで乗っていけ」

と言ってくるじゃないですか....

 

どうみてもボラれますわ

ボラれるだけならいいけど

最悪の場合どこか連れ去られますわな

 

けど仕方ない

このタクシーを逃したら

モロッコで野宿です....

 

ここでスペイン人の忠告を思い出し

「そうだ!タバコでゴマすってみよ」と思い

タバコを何本か与えて

無事ホテルまで到着することができました

帰国する時に空港までタクシー乗って相場がわかったんだけど

3倍くらいボラれましたが...生命があっただけで良かったです^^

 

ドロボーに2回あったし(回避)

子供たちにカメラを盗まれそうにもなった

怪しい奴もいっぱいいたけど

総じてモロッコはいい国でいい人たちが多かったです

 

到着した瞬間はまさに「ジャングルクロベーの香り」

まぁ簡単に言えば「土の匂い」でしたし

イスラム教のラマダーンが街中に響いてたし

接してみると見た目と違って茶目っ気ある人多かったし

みんな親切でしたね

 

バスでは乗った時に車掌さんにお金を払うんだけど

ギューギューの中

お金を渡すのに人づてに渡すわけです

観光客の自分は小銭をもってない

日本円でいえば500円の運賃に5000円札でお釣りを

貰う感じです

お釣りは半分諦めてましたが

ちゃんと人づてにお釣りが戻ってきたんですよ^^

 

フナ広場に行こうと乗ったバスがどうやら

行き先が違ってたようで

気づいたら終点まで乗ってしまった時がありました

 

困ってると運ちゃんが

フナ広場行きのバスを教えてくれ

「この客間違えて乗ったみたいだから

フナ広場でおろしてやってくれ」とお願いしてくれたようで

そのバスではお金を受け取らず

フナ広場でおろしてくれました

 

お土産屋に入れば

お茶をご馳走してくれたり

お金が足りなかったら

タバコやボールペンを渡すことで

OKってなったりと

 

嫌な思いはほとんどなかったです

 

ドロボーはいたし

当然客引きもいますよ

 

けどそんなのどこの国でもいるし

全然普通のことなんで

払い除けりゃぁいいだけの話ですからね

 

異国情緒たっぷりで

エキゾチックで刺激的

 

30代の頃の自分には

たまんなかったです^^

 

 

もしモロッコが東南アジア並に近かったら

もう一度行きたい国ですね

 

おそらく現在はあの頃より観光地化されて

刺激も危険も少ないでしょうから

物足りなさもあるかもしれないけど

50代の今なら安心安全が第1ですからね^^

 

 

再来したいなぁ....

 

 

モロッコで心残りがあるんです

それを次回は

写真付きで書いてみたいと思います