若手のおっさんとしての反省 | 香椎攻防記

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轟丸英士、アラフォー。
底辺窓際サラリーマン。
主に通勤時間中の時間潰しの駄文、ならびにダイエット記録です。

 福岡県のマンボーも開けたということで、遅ればせながら三月イッピで異動した上司の送別会があった。今はその帰り道である。


 …それにしてもカオスな飲み会だった。

 そこにいない部長の悪口から始まり、いつの間にか主賓の上司の存在を忘れた、別のおっさんの仕事の愚痴のオンパレード。それに仕方なしに相槌を打つ周り。

 そして、お前は酔っ払うと面倒臭い、とダメ出しを始めて火種を作り始める元上司に、この部署にオレを呼んだのはアンタだろ、と逆ギレを始めるおっさん。話すことは、悪口と愚痴と自己主張ばかり。


 おっさんという生き物は何とクセの強い生き物なのか…。


 年がとるにつれ、色んな悩みや不満が募ってゆく。その一方、空気を読んだり、自分を制御するという能力は衰えてゆくのかも知れない。おっさんとはそんな哀しい存在なのではないか。そして自分を棚にあげたようなモノの言い方をしているが、この私もおっさんの端くれである。

 おっさんが酒の場に参加する場合、若手の立場からしたら、話を聞いて、その場にいるだけで充分なのかもしれない。そうしなきゃな。…と心底肝に銘じた、若手のおっさんの帰路である。

 

 多少のイザコザもあったものの、やや鬱気味で元気の無かった元上司が、ビールの一口目で見せてくれた、久々の破顔一笑とも言える笑顔は嬉しかった。そして私たち元同僚を、良い仲間だった、と言ってくれたのも嬉しかった。

 

 色々あったにせよ、送別会が出来てよかった。