葬儀のお手伝い | 30年目のバリクバヤン 

30年目のバリクバヤン 

「バリクバヤン」とは、フリィピンの言葉で「里帰り」の意味。
1978年にフリィピン人と結婚。今年2月にサラリーマンを卒業。
4月下旬から3週間の里帰りを予定しています。
出会い~結婚~現在までの38年間と里帰りの顛末を綴ります。

私は、30年くらい総務を担当していたので、業務の一環として、葬儀のお手伝いを数多く経験した。その中で変わったエピソードを少々。


1.友人の実父の葬儀を手伝った時、受付に身なりの粗末な

 お婆さんが来た。所々破れた服に伸びた髪、普通は喪服  

 を着るから人目で違和感を覚える。(ホームレスである)

 受付で香典袋を出すが記帳はしない。受付の係りから私  

 に相談があった。これは、たまにある。彼らは返礼品が目 

 的、香典袋の中は、多くて100円。これでお酒・のり・お茶

 などが貰える。こういう時は騒いではだめ、粛々と何もない 

 ように対応。

2.会社の人の葬儀で受付をしていた。必ずその場で中を確 

 かめ香典帳に記入する。あるとき、袋に10,000円と書いて

 あるが、中身はからであった。その人が知人だったので、

 ○○さん、香典袋が空ですよと言ったら。思い当たる節が 

 あったみたいでその場で財布から10,000円頂いた。

3.告別式の人数が少ない。

 当時は、家族葬とか直送とかはない時代。私の遠い親戚

 で75歳の女性が亡くなった。家族以外は2名のみ。私と死 

 亡された方の長男の会社関係の人1名。人数が少ないと

 坊さんのお経の長さや焼香のタイミングが難しい。


今までに50回程度は、お手伝いした。