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ひつじの手帖

2013年5月から200日間ブログ。ブログは休眠中。本業の設計事務所は稼働しております。

石川県の能登半島先端 珠洲市(Suzu city)にて、

現代アートのトリエンナーレ、奥能登国際芸術祭が開幕しました.

 

→奥能登国際芸術祭ホームページ

 

1泊2日で巡ってきました.

2017.9.3.

1日目 オープニングツアーのバスにて巡りました

11:00〜11:30 開会式 @ ラポルトすず

 

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総合ディレクター 北川フラムさんがアーティストを紹介


ラポルトすず内の作品を体験(100円でガチャポン)

11:40〜11:50 

    作品No.26 力五山(日本)

   「潮流〜ガチャポン交換器」

 

12:05〜12:50 ランチ@珠洲ビーチホテル

 

12:55〜13:25 (2作品30分)

   作品No14. @ 旧蛸島駅周辺

   トビアス・レーベルガー (ドイツ)

   「何か ほかにできる」

    " Something Else is Possible 

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青空に映えます.
大地を開く花のようだし、鉄道廃線跡にあり時空を超えるトンネルのよう.

 

   作品No.13 @ 旧蛸島駅

   エコ・ヌグロホ (インドネシア)

   「Bookmark of dried flowers」

 

 

 

<車移動10分>

13:35〜13:50 (15分)

   作品No.10 @ 森腰の古民家

   岩崎貴宏 (日本)

   「小海の半島の旧家の大海」

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2トンの塩!
古民家が海原へと変容し、息をのみます!

 

<車移動33分>

14:23〜14:38 (15分)

   作品No.7 @ 旧日置公民館

   さわ ひらき (日本)

   「魚話」

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映像をじっくりと観ていると、珠洲の深層へと引っ張りこまれ、能登の風土に同化していく体感.

 


<車移動7分>

14:45〜15:12 (2作品27分)

   作品No.4 @ 木の浦海岸

   よしだ ぎょうこ + KINOURA MEETING (日本)

   「海上のさいはて茶屋」

 

 

   作品No.5 @ 木の浦海岸

   アローラ&カルサディージャ

    (アメリカ/キューバ/プエルトリコ)

   「船首方向と航路」

 

 

 

<車移動23分>

<バス車窓からNo.3 深澤 孝史「神話の続き」>

 

15:35〜16:03 (28分)

   作品No.1 @ 旧清水保育所

   塩田 千春 (日本)

   「時を運ぶ船」

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揚げ浜式塩田(えんでん)の近くに展示された塩田(しおた)さんの作品. 塩づくりに使われた船に赤い糸が絡んで.
はずせない必見の作品.

珠洲の塩、全種類が販売されています.
角花豊さんの塩がイチオシ! 

塩おむすびにしたり、コーヒーにほんのひとつまみ、が地元のお母さんのお勧め.
日本酒好きなら塩をアテに晩酌がいい、とは地元のお父さん談.


 

<車移動32分> 

<バス車窓から

No.30 ラックス・メディア・コレクティブ「うつしみ」>

 

16:35〜16:45 (10分)

   作品No.32 @旧鵜飼駅

   アデル・アブデスメッド

   (アルジェリア/フランス)

   「ま・も・なく」

 

 *


<車移動5分> 

16:50〜17:10 (20分)

   作品No. 33 @見附海岸

   リュウ・ジャンファ (中国)

   「 Drifting landscape 」

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見附島の絶景の前に広がる漂着物のようなアート. ゴミのようで全て焼き物. 
景徳鎮と珠洲焼.
えっ、こんなものまで景徳鎮で作ったの!というバカバカしいまでの驚き.


 

17:20 ラポルトすず

***オープニング・ツアーおわり***

宿泊先の木ノ浦ビレッジへ

 

予約していた「まつり御膳」に舌鼓

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キリコ祭りで、自宅にお客様をお招きして振舞われるヨバレ.

木ノ浦ビレッジで働く地元のお母さんの手作り.

栗入りお赤飯、おすまし、煮付け、お刺身、茶碗蒸し、どれも美味しくて.

木ノ浦ビレッジに泊まるならば、予約して、是非味わってほしいごはん.


開幕初日にいただいたので、

ビレッジのブログに姪と一緒に載ってます.

 

→木ノ浦たより「まつり御膳」

 


***海辺のコテージで波音を聴きながら就寝***


 

2日目 乗用車をドライブし巡りました

 

8:00 朝食 @木ノ浦ビレッジ

9:15 出発

 

作品No.2 村尾かずこ「サザエハウス」 

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サザエの貝殻集めから制作まで3ヶ月かかったサザエハウスは、中に入ると瞑想できそうな心地よい空間.


ゴジラ岩

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アート作品ではないですが、
自然が作りだした岩の造形を見に、岩場まで降りてゴジラと対決!


 

作品No.4 よしだ ぎょうこ 「海辺の茶会」

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波の音をBGMに、さいはての地で、涼やかでアートな茶会.
死ぬまで忘れない、と感じる茶会.
芸術祭ホームページで茶会開催日を事前チェックして一服するのを強くすすめます.
お菓子と薄茶で700円.


 

作品No.8 キジマ 真紀「海と山のスズびらき」

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世帯数30の日置
廃校に設置された地元の方の手作りフラッグ.
作家さんのディレクションで海と山の暮らしがカラフルにアップリケされ一枚一枚見るのが楽しい作品.
NHK東京が取材していました.


 

金剛崎〜ランプの宿を見下ろす絶景〜


 

須須神社を参拝

〜日本一の高さのキリコを保有する集落にある神社〜



作品No.12 バスラマ・コレクティブ「みんなの遊び場」

 


作品No.18 ひびの こずえ「スズズカ」

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ふわふわドレスをまとい、クラゲのようにただよいながら鑑賞.
ひびのこずえ さんのタオルやハンカチ、アクセサリーが手に入ります.
一番人気は、能登半島をゴジラにみたてた「ゴジラハンカチ540円」
初日完売で手に入りませんでした. 入荷していたら迷わず買うべし.

 

作品No.19 角 文平 「Silhouett Factory」

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珠洲の内海を切り取ったピクチャーウィンドウ、
切り絵がゆらぎ能登の風景を静かに反芻.

 

作品No.20 田中信行「触生ー原初」

 

作品No.27 河口 龍夫「小さな忘れもの美術館」

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作品No.28 EAT & ART TARO「さいはてのキャバレー準備中」

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展示内のカフェ(キャバレー準備中の賄いみたいな設定)にてランチ.
カサゴのブイヤベース風
地物の魚に野菜で新鮮な上に旨味たっぷり.

9/9,10/7,10/21の3夜はキャバレーナイトですが、既に全日予約〆切のようです、スゴイ人気!

 

作品No.31 石川 直樹「混浴宇宙宝湯」

 

***16:30頃まで鑑賞し、金沢へ***

 

→毎日新聞_記事20170901

 

→読売オンライン_記事20170904

 

***

お土産は、

ハザ干し米と塩に、

ひびのこずえさんのゴジラタオル がお勧め!

 

珠洲では新米が実り、ハザ掛けして天日乾燥する風景がアート作品のそばに広がってます.


珠洲の「米」と「塩」をお土産にして、

塩むすびを食べながら旅の思い出を語るのも楽しい.

 

***


奥能登国際芸術祭は、2017-9-3から2017-10-22までの50日間開催


半島の最先端で、現代アートの最先端!

本日、平成29年(西暦2017年) 7月14日は、ええじゃないか発祥日.

江戸時代末 慶応三年から150年.

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「ええじゃないか」は江戸から明治へと時代が転換する中で、はちきれた民衆パワー.

伊勢神宮をはじめとする 神祓(おふだ)が天から降ってきたのを契機に、民衆が踊り歩くハチャメチャな騒動が、三河 吉田藩 牟呂村大西 ( 現 豊橋市牟呂大西町)から全国へ広がった現象が「ええじゃないか」

30年位前は、ええじゃないかは名古屋発祥と日本史の教科書に書いてあったと思いますが、最新の学説では、豊橋発祥.

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2001年3月に発行された 渡辺和敏 著「ええじゃないか」愛知大学綜合郷土研究所ブックレット.

牟呂八幡宮の森田光尋(みつひろ)(1825-1898)が、神祓の降下を記録した「留記(とめき)」が解読され、慶応三年で最初に神祓が降った記録(歴史学的証拠)が、七月十四日の牟呂村大西での外宮の神祓降下だと、発表されました.

「ええじゃないか」は三河の言葉ではないから、豊橋が起源とは?と疑問を持つのは当たり前。
当時、三河では「おかげ」とよんでいて、全国へ伝播した現象を、後から総称して「ええじゃないか」としたから三河弁ではないのです.

江戸時代の「おかげまいり」は、集まり踊り、通行手形なしで、伊勢神宮を目指し参拝した騒動で、約60年周期で繰り返しおこった現象です.

おかげまいりでも、神祓(おふだ)が天から降ってきたのが、きっかけ.

ええじゃないか と おかげまいり の違いは、ええじゃないか では伊勢神宮を参拝しないで、その地その地で群衆が踊りくるったと、耳にします.

ええじゃないか豊橋市発祥説は、

2001年の愛知大学の出版に続き、
2003年に豊橋市美術博物館での「おかげまいり と ええじゃないか 展」
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そして、2006年には名古屋市博物館にて「ええじゃないかの不思議 展」
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「ええじゃないか」起源を記す歴史学的証拠「留記」は、平成12年(2000年)に豊橋市の文化財に指定され、豊橋市美術博物館が所蔵.

つまり、ええじゃないか豊橋発祥説は、21世紀に入ってからの学説.

豊橋市はいち早く「ええじゃないか」を活性化のキーワードに取り入れ、10月の豊橋まつりを「ええじゃないか豊橋まつり」として、盛り上げています.


さてさて、150年前の歴史の地を巡ります.
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「留記」森田光尋 記述、豊橋市指定文化財

慶応三年(1867年) 卯七月十四日 七ツ時( 4AM)
大西村 多治郎(たじろう) 屋敷 東竹垣際、笹のうらに 外宮 の御祓(おはらい=神札) 降臨まします。

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この辺りに、外宮の神札が降ったと伝わります.
豊橋市牟呂大西町

翌日七月十五日 夕暮れ、天王社(現 素戔嗚社) 庚申の東の雑木の枝に磯部(いそべ=伊勢神宮別宮 伊雑宮のこと)の御祓ふりけり。
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牟呂大西町に鎮座する素戔嗚社(旧 天王社)

境内は大正時代に整備されて江戸時代の面影は乏しいけれど、伊勢神宮が分祠されています
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牟呂大西は、江戸時代は陸の西端、ここから西には三河湾が広がり、伊勢とは船が往来し、海の道で繋がっていました.

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夏祭りのスポンサー名が、伊勢屋.

牟呂地区には、伊勢から移住した人が多いとききます.


神札の降臨は、外宮、伊雑宮に続いて、
七月十五日晩、牟呂中村 普仙寺(ふせんじ)内、秋葉の石灯籠の垣のすみ竹に 内宮の御祓 降臨
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秋葉さんの石灯籠は、普仙寺さんから200メートル離れた 作神社 隣の弘法堂へ移設されています.
石灯籠は文政八 酉年十一月建立と刻まれ、ええじゃないか発祥の慶応三年の42年前から残るもの.

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文政八年建立の秋葉さん石灯籠
内宮の神札がどこから降ったのか? 
この石灯籠は見ていたでしょう.

七月十四・十五日の外宮、伊雑宮、内宮の神札が降ったエリアをグーグルマップで確かめると、牟呂小学校の西側.
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黄色の☆印が神札降下場所.

ええじゃないか発祥地から、東へ1.3kmの距離に、牟呂八幡宮が鎮座.
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牟呂八幡宮 社家(神主)の 森田光尋が、記録に残した 神札降下.

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ええじゃないか発祥地として「ええじゃないか豊橋お守り」を頒布しています.

今日は西暦(太陽暦)七月十四日ですが、江戸時代の旧暦七月十四日(2017年は9月4日) 朝4時に、発祥地を訪ねてみれば、ええじゃないかの歴史をより身近に感じられるかもしれません.

牟呂から吉田藩のど真ん中へ伝播したのが、七月十八日.
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豊橋市のマチナカで、ええじゃないか乾杯を7月18日にするのも、楽しいかも!

150年目の ええじゃないか!

おかげさまで終演しました.

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熊倉功夫先生講演会

「宗徧とその時代」

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2017514日開講済

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穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース

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熊倉先生の講演とともに、豊橋に伝わる宗徧ゆかりの茶道具を展示

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記念に御菓子丸の創作菓子を献上し、お土産にお持ち帰りいただきました.

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講演会終演後には、

宗徧吉田屋敷跡石碑や吉田城趾を武家屋敷図を手に歩いて巡るエクスカーション開催済

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千宗旦の弟子 山田宗徧が極め広めたわび茶の世界

江戸時代 吉田藩(現 豊橋市) 藩主 小笠原家の茶頭を43年間つとめ
千家の茶の湯を伝え、「茶道要録」「茶道便蒙抄」を出版。
江戸に出て草庵を構え、吉良上野介の茶会を手伝った夜、赤穂事件が起った。
寛永から宝永の世を疾走したわび茶人。
 
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講師 熊倉功夫 プロフィール
1943年東京生まれ。
筑波大学教授、国立民族学博物館教授、林原美術館館長、静岡文化芸術大学学長を歴任。現在、MIHO MUSEUM 館長。
著書『熊倉功夫著作集』『日本料理の歴史』『現代語訳 南方録』他 多数
 
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茶道史、日本料理史、日本生活文化史、寛永文化などに造詣の深い
熊倉功夫先生を豊橋にお迎えし、
「宗徧とその時代」と題して語っていただきました。
 
熊倉先生は筑波大学比較文化学類在学当時、卒論をご指導くださった恩師。
近年は和食のユネスコ無形文化遺産登録に尽力されて和食についての講演を拝聴する機会が多いのですが、豊橋で講演いただくにあたり、豊橋にゆかりある山田宗徧をテーマに語っていただくお願いをし、ご快諾いただきました。
 
宗徧が吉田藩(豊橋市)で活動したエリアは母校 豊城中学校の校区と重なります。
実家の氏神さま湊町神明社には、宗徧作庭と伝わる蓬莱島がありますが、
周りの大人からも、学校の授業でも、宗徧について学ぶ機会がありませんでした。
 
それが、昨年6月3日に滋賀県のMIHO MUSEUM「極KIWAMI大茶の湯釜展」にて
千利休→千宗旦→山田宗徧へと伝わった「四方釜」を拝見し、その美しさに宗徧をぐっと身近に感じ、宗徧について調べはじめました。
 
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山田宗徧の関連書籍
 
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山田宗徧 著作(弟子が記述)

◇「茶道要録」版行元禄4年(1691)
  (デジタル公開)

◇「茶道便蒙抄」延宝8年(1682)成立→版行元禄3年(1690)
   (デジタル公開)
   →愛知県図書館

   →国会図書館

◇「利休茶道具図絵」元禄14年(1701)成立
  (デジタル公開) 
   →国文学研究資料館

◇「流祖挿花図録」元禄8年(1695)成立
    元禄十六年卯月十六日 宗徧奥書,宗偏が入れた花を門弟の渡辺好照庵が写生
  →宝暦8年,時習軒宗恕が「花の巻、炭の巻」2巻を書いた
  → 昭和56年&昭和57年 江戸期の復刻版「流祖挿花図録・流祖炭置図録」
 
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[ ◎印:既読  △印:未読   2017-02-4現在]
 
江戸時代
◎『御府内沿革図書』延宝年間〜文久年間の土地利用変遷図 文久元年3月調べ(1863年調査)
  ◎ 国立国会図書館デジタルライブラリー「江戸田安」
  ◎ 東京都公文書館「本所」3冊

◎「三河国吉田名蹤綜録」山本貞晨著 文化年代に成立 →豊橋市史編集委員会 平成9年(1997)
 
◎「久世家分限帳」元禄10年(1697) (写し昭和13年),豊橋美術博物館蔵

明治時代
◎『山田宗徧翁家統之系 並 利休正統茶道不審庵伝統書』桃葉庵宗青編草稿,明治29年
 
大正時代
◎『浄圓寺略寺史』浄圓寺 藤井至静(手書き/未刊),大正9年改

昭和時代(戦前)
◎『山田宗徧伝』山田宗有著 昭和3年(1928)
◎『茶匠山田宗徧と其遺蹟』那賀山乙巳文編 東三文化研究会 昭和11年(1936)

昭和時代(戦後)
◎『山田宗徧畧年譜』藤井草宣[=浄圓寺 藤井静宣](手書き/未刊)
◎『茶人倚松軒のこと』滝川一美 滝川叢書第二号 昭和29年(1954)(豊橋市図書館蔵)
△『山田宗徧全集』一~三巻 山田宗囲著 山田宗徧全集頒布会 昭和33年(1958)
◎『知音 第79号 明願寺と不蔵庵竜渓 特集号』知音社 昭和36年(1961)
◎『山田宗徧(淡交テキストブック茶人編)』中村昌生著 淡交社 昭和43年(1968)
◎『吉田と山田宗徧 臨済寺茶境』茶道宗徧吉田流 昭和43年(1968)
◎『宗徧流歴代道具』 山田宗囲監修 主婦の友社 昭和51年(1976)
◎『三河における侘び茶の一系譜 山田宗徧とその道統』廣田弘著 愛知教育大学附属高等学校 研究紀要 第3号 (昭和51年)
△『山田宗徧―宗徧流の道統―』 茶道宗徧流不審庵編著 昭和55年(1980)
◎『茶の湯テキストブック 宗徧流』山田宗徧(十世) 主婦の友社 昭和57年(1982) 
△『時習軒小史』 細田宗栄著 昭和58年(1983)
◎『滝川家伝記』 滝川一美著 (茶人倚松軒のこと pp169-194) 昭和58年(1983)
◎『新編 岡崎市史 建造物18』 「淇篆庵」新編岡崎市史編集委員会 昭和58年(1983)
◎『利休正伝 宗徧の茶』山田宗徧(十世家元) 学習研究社 昭和60年(1985)
◎『長徳寺史誌』真宗大谷派 長徳寺 昭和60年(1985)
◎『郷土の肖像画』特別展カタログ 岡崎市 昭和60年(1985)
◎『茶道具名品展ー山田宗徧とその周辺』豊橋市美術博物館 昭和61年(1986)
◎『宗徧流 歴史と系譜』 野村瑞典著 光村推古書院 昭和62年(1987)
◎『三河・尾張の宗徧流』 野村瑞典著 茶書刊行会 昭和63年(1988)
◎『新版 吉良上野介』鈴木悦道著 中日新聞本社 平成7年(1995)
◎『紅葉庵』紅葉庵復元委員会 平成9年(1997)
◎『回顧』「淇篆庵」岩月榮治 平成9年(1997)
◎『愛知県史 別編 文化財1 建造物・史跡』「淇篆庵」愛知県 平成18年(2006)
◎『同門 第485号』「茶席夜話 中村昌生 如箭庵」表千家同門会 平成23年(2011) 
◎『研究紀要 第17号 (定実公御一代記) 』新城市設楽原歴史資料館 平成25年(2013)
◎『山田宗徧 侘び数寄の利休流』矢部良明 宮帯出版社 平成26年(2014)

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市町村史
◎『豊橋市史 第二巻(近世編)』昭和五〇年(1975)
◎『とよはしの歴史』豊橋市 平成8年(1996)
◎『豊橋百科事典』豊橋市文化市民部文化課発行平成18年(2006)

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茶道史 
△『芸能史研究』三十号「普斎書入『茶道便蒙鈔』について」 新田実著

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小笠原家
◎唐津藩小笠原長行「開国の騎手 小笠原長行」岩井弘融著、1992年
  下屋敷:森下3丁目 宗徧が作った名庭「合江園(ごっこうえん)」

◎郷土誌『末盧国』松浦史談会編 1966年16号&1989年100号
  「宗偏流の歴史と唐津」
 
◎『松浦叢書』「小笠原藩私記 村松文書」藩士と禄高

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岡崎 明願寺「淇篆庵」(宗偏遺構・愛知県指定文化財)
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調査や墓参り等で訪れた寺社
 豊橋市:普門寺/浄圓寺/大聖寺/稱名院/臨済寺/悟真寺(竹意寺)/
 新城市:宗堅寺/大善寺/
 掛川市:圓満寺/
 浜松市:大福寺/
 岡崎市:明願寺/
 京都市:長徳寺/ 
 東京都台東区:願龍寺/
 
[2017-05-15現在]