Jul 12,2023(Wed)

きっと母親に選んで貰ったんだろう、

浴衣と帯をつけて夏祭りデビューをする娘。

現在では社交界デビューは10歳 友達と連れ立って

クラスの男の子たちに浴衣姿を披露する夏祭りの宵

男子たちは彼女たちの幼い美にまだ気が付かない・・

 

ある落語を思い出した。

「遊山船 ゆさんぶね」 二人の男、喜六と清八が

橋の上で夕涼みしながら、

橋の下を通る船の様子を面白おかしく話す筋。

目を引く浴衣を着た芸妓、その船に「さってもきれいな碇の模様」と声をかけると、粋な彼女が「風が吹いても流れんように」

と返す。

この感触を家で試す清八。 顛末をお内儀に話し、

間をおいてから「さっても汚い碇の模様」と言えば、

お内儀「質に置いても流れんように」と返すサゲ・・・ 

源氏物語の女房も顔負け・・・。

エスプリの利いた会話に我々おっさんは特に弱い。