Dec 16, 2022(Fri)

竹馬や いろはにほへと ちりぢりに

 久保田万太郎(1889-1963東京浅草生まれ)  

20代で小説・戯曲で認められている。

俳句は小説・戯曲の余技であると本人も

考えていた。下町の情緒・雰囲気、人情の機微を

とらえた句には他の追随を許さぬ趣がある。

竹馬は昔の子どもの遊び、特に冬の遊び。

幼友達を竹馬の友というが、長ずれば皆それぞれに

散っていく。 浅草生まれの万太郎の感傷は

また万人の感傷でもある。