Sept 25, 2020(Fri)朝刊から
空気の日記 詩人23人が輪番で綴るサイト『空気の日記』
Google 検索ですぐに辿り着く。
コロナで世の中の変化がすさまじい。僕ら詩人の感性で
日々を克明に書き留める実験の由(松田朋春)
時代を撃つのは詩人の感性 詩のレーダー機能だと
プリンは素朴に思っている。
どれも異常な日常を刻む叙情詩であり叙事詩である。
いつか令和萬葉集(民選)が編まれた時に幾編かは
きっとはいるだろう。
4.12 永方祐樹
禁制の集会に 行くかのように 息をするのも
恥じ入りながら スーパーにこっ そり 出かけていく
5.6 渡辺玄英
手を洗っても洗っても 拭えない 汚れがあり
蛇口から流れ続ける 今日という一日
6.6 峯澤典子
陰 陽 白 黒 必要 不要 緊急 不急
一輪の花でさえ そんなふうには
ほんとうは 分けられない
・・・・何をするにしてもとかく他人の視線が
不安な時期だった・・・・
7.19 川口晴海
STAYとか HOMEとか GO TOとか
わたしたち 犬みたいだよね
8.6 渡辺玄英
マスクをする 呼吸をする 暑くてくらくらメマイがする
なぜかセカイが くるくる回る
9.9 三角みづ紀
布でつくられたマスクを 手洗いする朝が
いつもの流れにまざって この日常を
たやすく認めたら わたしが壊れる
白井明大
わざわざ書くまでもないような ささいなことを
ううん わざわざ書いておかないと あとあと
喉元過ぎて忘れてしまうだろうから

