Aug 21, 2019 (Wed)

ややネタ切れ 昔の記事を転用

 

昔観た地味な映画 舟を編む

取材で見つけた新しい日本語を一枚の

単語カードに書き込み編集部に預けるシーンがあった。

未来の辞書の大事な材料・・

加藤剛が老練な国語学者の役。

例えば学生のコンパに参加し生きている言葉を

探し 聞き出し 意味を確かめ カードに

書き込む作業 楽しくなければできないだろう。

 

今日の朝日に掲載された飯間さんは1967生まれ・・

三省堂国語辞典 編集委員

単語 使われる意味 文例  日時 場所を

パソコンの ことばのアルバムに収納する。

年間4千語程 6-7年に一度の改訂で採用されるのは

せいぜい1割未満。 言葉を言葉で定義する作業に

没頭するうちに朝を迎えることしばし・・・

 

年代による用例・語感の差

福田康夫元首相(1936~)

2008年8月 北京五輪参加の選手団に

『せいぜい頑張って下さい』と激励し

その言い方が論議になった。

元首相の世代の語感では

十分に頑張って下さいという意味で

使われていた由。 

例えば1960年に 羽田空港で

米国に赴く部下に 部長あたりが

『せいぜいNew York の自由の空気を吸ってくるんだな、

体に気をつけて・・・ 』という風景。

60年前の映画ではいくらでも用例が見つかる。

 

ほぼほぼ・・・ 教育のある人は使わないと思っていた。

でも次第に若者が・・・ 言葉が軽くなるから嫌だ。

半端ない・・・ 同じ理由で嫌だ。 

日本語のリズム 詩の美しさから外れた言葉は

多分 淘汰されていくのだと素朴に思う。

こういうところはconservative であってもいいじゃないか。