Jun 2, 2019 (Sun)

布施ラインシネマ 長いお別れ

映画では2007年から9年間 認知症が次第に

進んでいく元中学校校長(山崎努)を見守る妻(松原智恵子)

2人の娘(竹内結子、蒼井優) 長女の息子 家族の姿を

淡々と描いている。 素晴らしい演技陣 演出

記憶は消えても 愛は消えない・・・

身内にも関係する話なので胸の中で唸りながら見ていた。

飛行機の高度で言えば認知症初期の降下は緩慢であるが

やがて急激に高度が下がる。記憶が消え去って行く状況。

大脳皮質の損傷により食事の嚥下すら上手くいかなくなり

誤嚥性肺炎で死亡するケースがよくある。

山崎がマッシュポテトで咽て吐き出すシーンはリアルだった。

津川雅彦が墨東奇譚で老醜を晒しながら食べるシーンを

思い出した。 次女が父の汚物にまみれた尻を見るところも

息を飲む。 排泄と食事こそ人間の尊厳の根源。 

順送りで僕も衰えていくだろう・・心して今日を生きようと思った。

Dimentia 認知症 The Long Goodbyeともいう。

「認知症」
「「長いお別れ」と呼ぶんだよ、その病気をね。

少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかっていくから」