Film Noir リアルな手法で犯罪を描く映画 

人に裏切られ続け詐欺師のような生活を送る男エリック。

たった2ドル50セントのバス代が払えず

有り金はたったの1ドル

安ホテルに口先ひとつで転がり込む。

コーヒーショップの多情多淫なステラに

惚れてしまい、結婚詐欺の相手に選ぶのが

オールドミスのミルズ 教会でピアノを弾いている。

最初はこのエリックが大嫌いで 口先一つで

それなりに教養のある女性をよくもまあ口説ける

ものかと不愉快だった。日本でも恋愛経験の少ない

それなりに高学歴の女性は耳に心地よい言葉を投げる

男に傾いてしまうのだろう。男の偽りを見破る判別式を

持っていないのが不思議・・思考停止は智慧がない証拠。

二人はミルズの姉も巻き込みLos Angels まで行き

結婚証明書を手にする。 目当ては姉妹の銀行貸金庫。

初夜当日 妻を先に休ませてエリックはステラのアパートへ

そして深夜帰宅し深酒をする。(姉が尾行して経緯を見ている)

事件が起きる ステラが殺されている。時計が落ちている。

警察署に呼ばれるエリック 

エリックとミルズは荷物も持たずまたLos Angelsへ

 

ミルズが逮捕される 逃亡ほう助罪

 

エリックはというと 元刑事の犯行の裏付けを取る

ために潜行・・・・  時計を買った男は元刑事

最後は思い切り速い展開で元刑事の犯行だとわかり、

エリックと打ち合わせた署長たちが逮捕にやってくる。

やっと安らぎを得たエリックと彼を信じていたミルズ。

暖かい家庭を築くだろう。

天使として生まれた人間は欲望と不信と嫌悪の中で

翼を失ってしまう。 また元の天使に戻れるのは

真実の愛を得た時・・・

映画の帰り 店に入るのをやめて

オヤツとマクドを沢山買って マクドをジッパーの

カバンの中に詰め込んで 幸福な家庭に持ち帰る。

いい映画だった・・・