2年前の記事 

 

高野悦子って同姓同名で岩波ホールの

総支配人だった方がいらっしゃる。

映画の好きな人は多分ご存知。

でも僕らの世代は高野悦子= 二十歳の原点

なのである。 この映画化はチョンボだった。

 

アマゾンで入手した古本の裏見返しに

昭和54年8月14日(読了)

氏名と 年齢19歳6カ月

万年筆で書いてあった。

当時女子学生だったのだろう。

髪の長い 眼鏡の似合う

内気な学生だったと勝手に想像しよう。 

 

今一度読み返して・・

昔の青春映画を見て気恥ずかしい

気持ちになるのと同じ思いがした。

内容は陳腐な部分と詩人の側面と

なにより生真面目な人柄。

 

20歳 克明に自己を投影した

日記を綴った自意識の強い女の子。

(昭和24年1月2日 生まれ)

小さな優越感と大きな劣等感の間

他人の言葉を内面化する過程。

時折 ほとばしる詩の断片

孤独への憧憬、一方では

帰属する集団 友人を追い求め

恋もしていたい。 学園紛争の中へ・・

 

20歳の原点(20歳の誕生日~)

1969.1.2~1969.6.22 日記日付

6.24未明 高野悦子さん自殺 

    (1949.1.2~1969.6.24)

 

合掌