うつくしき あぎと(顎)にあへり 能登時雨

飴山 実 発酵醸造が専門の化学者

芭蕉七部集を頼りに独学で俳句を学ぶ・・・ 1971所収

時雨に遭った能登路 そこで美しい顎の娘にあった。

 

ここからは僕の好き勝手な想像

娘に会っていなくても歌は出来る。旅の途中に

不意の雨、観光案内所に・・・。

村祭りの写真が目に入る。

村祭りで女性がつける菅笠 その紐は2本に分かれ

普通下唇と顎の間 及び顎の下を通る。

顎の形の良さが際立つのは この時だ。

菅笠をつけて見事に舞うのは顎の綺麗な人に違いない

詩人は直感した。

 

はなみずきを京へ初商いに向かう乙女に見立てると

 師走雨 健気に受けて はなみずき

  頬染めて行く 大原女ひとり