言葉のリズムが素晴らしい 

上田敏訳  牧羊神所収

 

ジュール・ラフォルグ

ピエロオの詞
また
か。戀しいな、
氣障奴等の居ないとこ、
やお辭儀の無いとこや、
無駄
の議論の無いとこが。

また一人ピエロオが
慢性孤獨病で死んだ。
見てくれは滑稽
かつたが、
垢拔
のしただつた。

神樣は退去
になる、猪頭ばかり殘つてる。
ああ天下の事日日
に非なりだ。
用もひととほり濟んだから、
どれ、ひとつ「空扶持

むだぶち」にでもありつかう。