May 28, 2018 (Mon)

海軍兵学校の一生徒と

井上成美(最期の海軍大将)を

描いた映画である。

これは勿論 阿川佐和子の父

阿川弘之の意向が強く働いている。

 

市川雷蔵が主演する予定だった。

雷蔵が入院して急遽吉右衛門に

主役が回ってきたこと。

1969年 封切り時 

主演の中村吉右衛門は

昭和19年生まれで25歳

 

その吉右衛門が映画上では

昭和8年(17歳)から昭和19年(28歳)

までの海軍軍人を演じている。

顔が いかつい 不細工

まるで比叡山の僧兵みたいだ。

 

岩手県の貧しい農家の

旧制中学生 平田が主人公。

抜群の秀才、河上肇の貧乏物語を

読むような 社会問題にも関心を持ち

本当は官僚から政治家の道を

目指しているのだろう。

(一高にも合格しているが家が

貧しいため海兵も受験し合格)

 

昭和9年4月

海兵65期生で(大正6年生まれのクラス)

入学 東京府立一中卒の兵学校同期から

一高の合格者名簿に平田の名が

あることを教えられると海兵を退学しようと

する。 でも分隊監事から諫められる。

 

それからは自己と戦うごとく厳しく

自分を律していく。

 

昭和13年
なんと海兵65期を首席で卒業

恩賜の短剣組

 

航空学生を経て大村に配属

飛行時間1060時間

それから東京の航空本部付

映画上では井上成美の副官 中尉

(森雅之が渋い)

 

山本五十六が 島田正吾

 

ラバウル航空隊で分隊長大尉

 

ここで原案に助言した作家の

阿川弘之が参謀で出演。

[飛行機が 足らんのだよ]というセリフ

彼は海軍予備学生から暗号将校

になった元海軍大尉(だいいと発音)

面白かった。

(海軍の最左派で良識派の

井上成美を描きたかったのだろう)

 

 

五十六の護衛戦闘機隊長

重傷を負うが帰還

五十六が戦死、護衛任務失敗の責任を取り

自決しようとする。

 

昭和18年秋 江田島の兵学校

分隊幹事に転勤 少佐

校長の井上成美に再会

 

井上は敗戦後を見通し

兵学校生徒が戦後の混乱にも

耐えうるような教育

例えば英語教育など

教養科目を重んじた

最期の海軍大将でもある。

 

昭和19年 沖縄に転勤を命ぜられる

平田少佐  ここで映画が終わる。

 

​​​​​​​