May 17, 2018 (Thu)
再掲
阿川弘之 暗い波濤から
田崎教官の話
東大で数学を専攻した田崎は
海軍兵学校で数学と英語を教えることになる。
週30時間 これに加えて少尉任官前の
カッターと銃剣術の教練が加わるから へとへとになる。
でも若い田崎は海兵の生徒たちを
なんとか笑わせようと努力する。
生徒にspirit の意味を答えさせておき
英語のJoke に入る。
Don`t you have anything to declare?
税官吏 「何か申告するものはありますか?」
無ければ No と言うべきところを
Yes (はい、持っておりません)と答えた男
What do you have ??
(何を持っているのか??)
Nothing to declare, I have
YAMATO spirit (大和魂) 申告するものはない。
大和魂にかけて
spirit には酒という意味がある
Where do you have YAMATO spirit?
(大和魂をどこに隠しているのか?)
その男は 腹のところに手を当てた。
税官吏 You already drank it、
Ok no need to declare
(もう飲んじゃったのですね、
じゃあ 申告は不要です。)
こんにゃく問答のような おかしみがある。
流石の海兵生徒もクスクス笑い出す
楽しい授業。
戦争中 陸軍士官学校の入試から英語が
外された・・ 海兵でもその議論が起こった
らしいが 苟も海軍将校で外国語のひとつも
出来ないような者はその任に非ずという
正統派が多数を占めた。
井上成美校長の良識と卓見が
多数の逸材を育てたのだと僕も思う。