再録
仕事の合間に本が読める環境。
久しぶりに阿川弘之(1920-2015)
彼の自伝的小説 春の城を読み返す。
多分実話なんだろうと思う。
海軍省本庁に勤めていた頃なら
こういうこともあったんだろう。
昭和18年 12月30日 当直勤務の
小畑・藤田少尉 上司の江崎中佐
3人で年越しをする。中国担当 暗号解読班
江崎のとっときのジョニ黒
新橋の店から一応の料理を
持って来させる。
故郷を尋ねられる小畑。
正月休み、広島に帰省するにも
1月2日から軍令部に登庁する小畑には
無理な日程だった。
上司の江崎中佐が
「小畑少尉は明日の午後から
風邪を引かんか?」と・・
当直は誰か東京出身の士官に代わってもらう。
同期に切符の手配を頼む。
ドイツ語とモールスで・・・
(庶務課の下士官は全員モールスを
聴き取っているから 内心大笑い状態)
12月31日 特急ふじで東京を立ち
元日早朝に広島着
東京には1月4日朝到着 そのまま
軍令部に直行
阿川弘之さん
1942年 2期兵科予備学生採用試験の
口頭試問で海軍を志望した理由を
訊ねられ「陸軍が嫌いであります」と
答えた阿川さん。 ニヤリとする試験官。
小説には書いていないが海軍のそういう
所が好きだったのだろう。
で、阿川さんは最初から少尉候補生の
身分だったので、一発も殴られず1年後
少尉に任官している。
もう1年遅い学年だと、つまり全国的に
学徒出陣になる昭和18年秋以降だと
最下級の3等水兵から海兵団でしごかれて
半年~1年でやっと少尉に任官している。
海兵出との微妙な任官順位で結構殴られて
いる学年でもある。
ネタが尽きたら また
軍事系 軍事史系で書こう。
時代遅れだろうけど・・