Dec 22, 2015 (Tue)


12:20-15:35

お母さん達が沢山入っていた。

















長崎の原爆で亡くなった

長崎医大生だった次男が

3年後の原爆忌(1948年8月9日)に

母のもとに幽霊となって現れる。

実際には天使の役回りだと思う。

ネタバレ批判を承知で簡潔に書くと

母の死出の旅立ちを優しく

エスコートする4ヶ月半

1948年の年末迄を描いている。


医師である夫を肺結核で亡くし

長男は大学から学徒出陣で

ビルマで戦死


山口高等学校文科乙類から

徴兵猶予或いは軍医として

徴兵されても戦死リスクの少ない

医科大学に進んだ次男 浩二(二宮和也)


助産婦として生計を営む母 伸子(吉永小百合)

浩二の婚約者 町子がいくら優しくて

誠意があっても 家族を失った伸子は

どんな喜びも感じてはいないのだろう。


教師になった町子に新しい恋人ができる。

戦争で負傷し片足を失った

学校の教師黒田


黒田と浩二の共通項が

メンデルスゾーン バイオリン協奏曲

復員してきた黒田が涙をポロポロ流して

聴く話を町子がした時 大体の

ソフトランディング地点が見えてきた。


浩二の心配事も無くなり

心安らかに天国に戻れる。

そして母も心身ともに疲れ

寿命が尽きてしまう・・・



浩二の母校 山口高等学校寮歌と

病理学教授(橋爪功)の母校

第五高等学校の寮歌が

少しだけど入っていた。


吉永小百合さん 若い頃は

好きでもなかったが

段々彼女を好きになってくる。

優しくて 子供を守るためなら

気丈に振舞う母親。

映画の年齢では50代初めを

演じているが 内面から滲み出る

品格が年齢を充分にカバーしている。


亡くなってもうすぐ5年になる

僕の母が幽霊になって二階に

居てくれたら、昔の映画俳優の名前やら

映画のタイトル 昔の日本語 読み仮名

習字 色々と聞けて便利なんだけどな・・


1万ボルトの悲しみを3ボルトに

和らげてくれるのも母

0.5アンペアの喜びを1000アンペアに

感じてくれるのも母


子供の喜びを何千倍にも

喜んでくれるのは親

悲しみを1000倍の希釈液に

薄めてくれるのも親


I miss you