Aug 20, 2015
布施ラインシネマ
日本の一番長い日
副題はThe Emperor in August
(ご聖断を下された昭和20年
)8月の天皇
昭和42年のモノクロ作品と
比べてしまうと対象を
絞り込みすぎて 結果的には
阿南陸軍大臣が主役みたいな
映画になっているように思う。
鈴木貫太郎が侍従長
阿南は侍従武官として
天皇に仕えた間柄
迫水久恒が帝国の
葬儀を取り仕切った責任者・・
因みにキャストは
こんなにも違う。
1967 2015
鈴木首相 笠智衆 山崎努
阿南陸相 三船敏郎 役所広司
米内海相 山村聡 ???
迫水書記官長 加藤武 堤真一
畑中少佐 黒沢年男 松阪桃李
1967年のキャストは豪華で
緊迫した様子が画面から
漂っていて リアリティがある。
これを超える作品は今後も
出ないだろう。
俳優・スタッフたちの多くは
戦前の生まれで
何割かは召集された経験を持つから
なのかも知れない。
それから米内海相の扱いが
余りにも少なかったこと・・
大西瀧二郎に至っては
まるで狂人扱い並
フィクションというか
脚色があったと思われる箇所
昭和19年秋に首相を辞めさされた
東條さんが 20年8月陸軍省に乗り込んで
若い参謀たちに檄を飛ばすことなどは
まずあり得ない。 仮に軍事参議官で
あったとしても現役としては何の
権限もないわけだから・・
同じく東條が参内上奏の際
陸軍がサザエの殻
国体がサザエの中身という例え話
に対して天皇が怒りを持って反論し
また東條をナポレオンに比して
ナポレオンの後半生は全く
独裁者であったと述べたこと。
(臣下がこんなことを言うのは
いくら東條でも無理だと思う。
天皇はナポレオンが好きだったけど
東條ごときと比べるのもナンセンス)
以下 略・・
