プリンのブログ-海と毒薬


FEB 26, 2013


たまたまCABLE TVで稼いだ1本


遠藤周作の原作(実話に基づく)

熊井啓 監督


1986年公開  出資者が集まらず

脚本ができて映画化まで17年もかかっている。


九州帝国大学 医学部


米兵捕虜生体解剖事件


1945年5月 敗色濃い九州で


B29のパイロットを生体解剖せよという

軍の要請を受けて

また医学的に人体実験をして

肺切除の限界を見極めるために

実験が行われた。



田村高廣 教授


成田三樹夫 助教授


西田健     助教授


渡辺謙    医局員

(上昇志向が強い 副手の道が開ける)


奥田瑛二 医局員 (途中で参加をやめようとするが

もう手術室から出られなくなる。) 不作為犯


岸田今日子 看護婦長


根岸季衣 看護婦 (西田健に時々抱かれている)


その他陸軍軍医


西部軍管区 司令部員など


捕虜の生肝を宴会で食べるシーンがある。

もう絶対 レバーは食べないぞ。


後に裁判となり、関係者21名のうち

5名が死刑 その他は有期刑となるが

後に朝鮮戦争が勃発。

刑の執行が停止され、釈放される。


カトリックの遠藤が 神を恐れぬ行為として

記録を読み、記録しておきたかったのだろう。


白黒映画の方がリアリティーが出る。

重い映画だった。