こんなに暑いと汗の気化熱で冷やされたい!と考えますが、
その汗も流れるほど出ていればまだしも・・・・
シャツの下に汗が溜まってしまうと、
300種類以上といわれる皮膚ガスの発生源になってしまいます。
その皮膚ガスの中の一つが中高年に発生するといわれる加齢臭。
おっさんくさいといわれるのが嫌で、
オーデコロンジャブジャブマンになっている方も多いらしいですね。
女性なら許されるけど・・・
男が香水まみれなんてなんか変!
そういう私は石鹸の匂いが好きですが・・・
皮膚から生まれるガスで主なものは、
アセトン:脂肪や脂質が代謝されるときに生じ、
血液から皮膚表面、吐く息などに出てきて甘酸っぱい臭いになる。
糖質制限のし過ぎ、あるいは糖尿病の悪化を示すサインでもあります。
アセトアルデヒド:アルコールが肝臓で酸化され生じたもので、
酒臭さの原因となります。
そういえば、先日耳を怪我して来られた方も酒臭かったなあ!
アンモニア:肝臓がたんぱく質を分解する過程でアンモニアが生じます。
肝機能が低下していると、アンモニアの分解能力は低下し、
分解されなかったアンモニアの一部は血液中から汗となり、
ツンとしたアンモニア臭が漂います。
アンモニア臭は、慢性の便秘など腸内環境の悪化が原因のこともあります。
腸内環境の改善のきっかけ作りには腸内洗浄も効果的です。
ジアセチル:オヤジ臭と呼ばれています。
汗に含まれる乳酸を皮膚常在菌が食べることで作られます。
皮膚の常在細菌であるブドウ球菌が、
汗の中の疲労物質、乳酸を代謝、分解することで出てしまうのです。
乳酸から生まれるだけあって、そのにおいはチーズによく似ています。
ノネナール:加齢臭の主な原因とされるもので、40歳以上の人に多く検出されます。
ロウソクや古い本のような臭いとされていますが、
皮脂に含まれるパルミトレイン酸などの脂肪酸が酸化することで生じます。
吉草酸:汗臭さの原因であり、汗+皮脂+皮膚常在菌+靴や靴下に繁殖する雑菌から、
納豆にも含まれる「イソ吉草酸」と、酢っぱい臭いの「酢酸」から発します。
蒸れた靴下の臭いがそうです。
そろそろ夏も終わりに近づいていますが、
加齢臭などとは無縁でいたいものですね。
その為には、汗をかいたら拭き取り、飲み過ぎにも注意したいものです。
なんだか、僕自身への注意喚起になっちゃいました。