ここ何日か、
PRP(自己多血小板血漿)についての問い合わせが多くなっています。

PRP とは、
再生医療の進歩の中で生まれたもので、
血小板のもつ各種成長因子による自己治癒力によって、
組織が再生修復されるのです。
まず熱傷治療に使われ、
皮膚の修復力が高まりますし、植皮も生着しやすくなりました。
心筋梗塞などにも有効とされ、
スポーツ選手の捻挫や腱の不全断裂にもうってつけです。

その PRP の自己修復力を、
加齢による皮膚の萎縮やゆるみ、凹み、シワなどの修復に使わないのは、
もったいなさすぎます。

今では、
加齢によるハリがなくなった肌の改善や凹みの治療など、
アンチエイジングには欠かせないものになっています。

私どものクリニックではもう11年も前から行なっていて、
私自身も含めて多くの方々のアンチエイジングに貢献しています。

リピーターが多いのも、
その効果が確かに感じられるからでしょう。

とはいえ、
かのヤンキースの田中投手やエンジェルスの大谷選手が、
肘の腱の損傷に対して PRP を注入したと報道されて以来、
PRP の問い合わせがグーンと増えたのにはびっくりです。

大谷選手がエンジェルスで大活躍していることもあって、
彼の主治医が選択した肘への PRP 注入が、
人々の心を揺さぶったのでしょう。

きっと日本でも、米国でも、
PRP 療法が さらに増えることでしょう。