​テーマ: 痛みを忘れたくないと思う時だってあるのかもしれないってハナシ


失恋した哀しかった時のこと。

振られて頭が真っ白になった時のこと。

あ………これもう無理かも…

と近々訪れるオワリを察してしまって

心臓がキューッと締め付けられるような

苦しみを感じた時のこと。


「その時」から毎日1日ずつ、

遠い日に向かっていくにつれて

リアルな感情が思い出せなくなっていく。


「人間は忘れる生き物だ」と言います。

「忘れる」ということは一つの防衛反応であり、

「忘れる」ことで哀しみ、苦しみ、辛さを

紛らわせていくためです。


逆に「忘れる」ことが出来なかったら、

一つ一つの辛さ、苦しみ、哀しみを

鮮明に覚え続けてしまう生き物であった

としたのであれば、

きっと精神に異常を来してしまい

世界のすべての人間が廃人同然の人間で

あったのではなかろうかと思います。


だから、そういう意味では

至って完全に人間っぽく

生きているんだと思います。


でも最近、「痛み」を忘れることに対して

葛藤があるんです。


職業病というものなのかも知れませんが、

「痛み」を忘れることに悔しさを覚えます。

何かしらお客様がお話されている内容に似ている

過去の出来事がワタシにあって、

“あー、それは辛いなぁ………”

と共感すると同時に

“あの時のワタシの感情の揺れは

一体どんなだっただろうか…”

などということが思い出せないことが悔しい。

だから葛藤するんです。


わざわざ不幸になる必要なんてないんだろうし、

“不幸でならねばならない”なんてことも

ないんだと思います。


でも、それでも、刻一刻と忘れていく「痛み」が

悔しくて。

“いつか全部忘れてしまうのかもしれない”

と思うと、

1人の人間としては素晴らしい生き方

なのかもしれませんが、

“ニンゲン”に抗いたくなる気持ちも

湧いて出てくるんですよね。

修羅の道なのかもしれないけど、

色褪せていく感情がもどかしいと感じます。


もしもドラえもんみたいな夢の道具に

夢を馳せるなら、

感情を半永久的に真空保存出来る技術が

欲しいなぁなんて思ったりもします。


「痛み」なんてないに越したことはない。

それでも「痛み」を求めてしまうのは、

それでも「痛み」を忘れることに

歯痒さを感じるのは、

「生きている」を感じていたいと思うから

なのかもしれませんね。


そんなことをぼんやりと考えていた

休日でした。





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