​テーマ: 失敗を経験したから理解も容易いのかもしれないってハナシ


先日父から手紙が届きました。

父が手紙を寄越してくるだなんて、

ほんまにめちゃくちゃ珍しいことなので

何事かしらと驚きました。


半分不安になりつつ恐る恐る文を読んでみると

いい意味で期待を裏切る、

ほっこりというか穏やかな内容でした。


「誕生日おめでとう。自分が27歳の頃何をしていただろうかと振り返ってみるとー」

その先には父が27歳の頃に抱えていた苦悩、

迷走、失敗、そしてそんな時分の父を亡き祖父が

見守ってくれていたことが綴られていました。


何度か父から父が挫折して、

路頭に迷っていた若かりし頃の話は

聞いていましたが、まさかそれが今の自分の歳の

話だったなんて。

その手紙で初めて知りました。


そして、手紙の終盤。

どうくるか、と思いながら読み進めました。

何故“どうくるか”と身構えたかというと

以前にも触れた母からの鬼のような分量の手紙では

後半からひたすら

「自分は悪くない。

あなたが私の思い通りに生きないのが悪い。」

みたいな内容がずらずらと書き綴られていたから。

ちょっとハラハラしながら読み進めました。


が。しかし、ここでも父はいい意味で

その予想を裏切ってきます。

「あなたは今、自分がやりたい事を頑張れていますか?自分は沢山失敗したし、亡き祖父に沢山迷惑もかけました。だからこそ、あなたも頑張れることがあるならとことんやりなさい。亡き祖父のように、と言うには役不足かもしれないが、父なりに出来ることはするから。」


ええこと言うやん、オトン。

そして杞憂をしてしまってすまん!


大学3回の就職するしないの時期に、

母との関係が断裂。

しかしそれがきっかけで

今ひとつハッキリしなかった父が変わりました。

仕事人間で家庭のことは二の次三の次。

そんな父が、好き勝手する娘の良き

相談相手になってくれるようになりました。

相談相手、というほど相談は

あんまりしてないんですけどね(笑)

少なからず母親の狂気に満ちた奇行の

ストッパーをしてくれるようになりました(笑)

その変革の裏にはもしかしたら

父自身の失敗や苦労があったから

なのかもしれませんね。


父の関係とワタシの関係を宿曜占星術で見ると

【友衰】

父から見たワタシは【衰】

ワタシから見た父は【友】

父はワタシに苦労かけられる関係。

ワタシは父が友好的に思える関係。

苦労かけてすまんぜよ(笑)

でもそういう間柄なので、

開き直って苦労かけます、母のことは。

今年の父の日はウン年振りに

父に孝行なことしてみましょうかね。


ちなみに…

その手紙には追伸がありました。


「追伸。明日どぶろく(日本酒)(甘酒のアルコール版ってイメージですね)が届くから、

受け取ったら速やかに冷凍庫に入れること。

飲む時に冷蔵庫で解凍すべし。」


おおお、大変嬉しいが…


いざ届いたものを見るとその量に驚愕。

一升瓶が4本も届きました(笑)

必死に冷凍保存してるご飯のストックを

必死に食べたり冷蔵庫に移したり…

父はワタシがどんな食生活とどんな冷凍庫を

使っていることを想像しているのやらと

考えると面白かったです。


実はバランガンで働き出したから、

結構家でのお酒を控えるようになったんです。

(家で飲むと際限なく飲んでしまう為)

しかしそれを知らない父。

何かある毎に父からお酒が送られてきます。

どうしたものか…

父の好意を無碍にするのは忍びない…


そういえば💡

父からの手紙を予感させるキッカケ(?)

伏線(?)になっていたように感じる

ある日のYouTube LIVEで

「蟹座さんは水星座なので何かお断り(お願い)を入れる時は“めちゃくちゃ嬉しいんやけど…”という前置きを入れるといい」

という話が出ていました。


…これをやるしかないですね!!

なんかもらってすぐそれ伝えるのは

無粋な気がするので、

父の日に送る粗品に

一筆添えようかと思います(笑)


そんな父からの手紙の話でした。