​テーマ: それでも地球は回るってハナシ


中高生の頃によく考えていたことがあります。


“今日ワタシが消えたところで、

明日は何も変わらないし、

そんなのお構いなしに明日はやってくる。

きっとワタシが死んだって、

すぐに忘れられるし寧ろ覚えていて欲しくない”

と。


露骨に希死念慮が強かった時期だったこともあって

退廃的な思想だったんだと思います。

希死念慮と言っても、結局そんな勇気はないし

結局のところ消えたいって

感情が強かったんですけどね。


真っ暗な部屋が好きでした。

目を開いていても何も見えない、

何も見なくていい、

夜の闇が心地よかったんです。

だから余計に物思いに耽っていました。


そんなある日、イタリア北部で

2人の人間が抱き合った姿で白骨化している

遺骨が見つかったというニュースを見ました。

それを見た時に

“世界が終わっても

この2人の愛が終わるこはないのかもしれない”

という感想を抱きました。


自分が消えても変わらない世界で生きる自分と、

世界が消えても終わらない愛の世界で生きた彼ら。


「美しいな」と思いました。


最期のその時、最後の約束を遺して死す。

浪漫チックであるとさえ思いました。

 

そんなことをポツリ、ポツリと考える日常。

周りを見渡しても矛盾で溢れていて、

自分自身さえも矛盾だらけで

凄惨なニュースを目にして心を痛める人を見ながら

“どうせすぐ忘れるくせに”

なんて死んだ魚の目をしながら生きていました。


どれだけ感傷に浸っていたとしても、

どれだけ孤独感を抱えていたとしても、

誰かが分かってくれる訳でもなくて

結局は独りでポツンと立っている。

いつまでもワタシは

“日常”に取り残されていくのだろう

という様な感覚があったことを覚えています。


そんな時期に聴いていたバンドの曲の歌詞は

冷めた目で世界を、世間を見ていて

孤独で温かく感じました。



それから約10年。

占い師になって、お客様から色々な曲を

おすすめして頂く機会が増えました。

ゴリゴリの三碧木星ということもあり、

音楽が大好きなのでオススメして頂いた曲の

プレイリストを作って聴いています。)


ある日お客様に勧めて頂いた曲を聴いていたら、

“あの頃の懐かしい温かさ”を感じました。

驚いて歌詞を見比べてみると、

切り口とか表現とか内容は全然違うはずなのに

本質的な部分というか核がすごく似ていて

驚きました。


きっと自分の幸せも不幸も、

世間は、世界は、

そんなの知ったこっちゃないんだと思います。

それは今でも思います。


でも目まぐるしく変わる世界の中で、

変わらないものを見つけられたら幸せだなと

あの頃よりはちょっとだけ

意欲的に生きられるようになったのではないか

と、懐かしいサウンドに脳を震わせられながら

考えていました。





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