テーマ: 逃げが案外成長だったりするのかもしれないってハナシ
これまでの人生を振り返って、
大きな挫折は2度ありました。
まだ四半世紀とちょっとしか生きていない中で
こんなこと言うのもまだまだやで、
って話なんかもしれないんですけど💦
一つ目は度々ブログでも触れている、
大学受験の失敗。
そしてもう一つは就職活動でした。
これももしかしたら、
いろんな可能性を否定され続けた
親への反発と下克上だったのかもしれませんが、
大学生の頃は世界飛び回るくらいのバリキャリを
目指していました。
外国語学部やったこともあって、
当時は海外志向があったんです。
その中でやっぱりバリキャリ目指すなら東京かな
とか安直に考えたワタシは
東京の企業も何社かインターンに行っていました。
インターンをしている時はすごく楽しくて、
こんなワクワクする感じを毎日するのか…！
とか思ってたのですが、
いざ就職活動となった時に、
なんて言うか周りの学友たちの様に
頑張れなかったというか。
SPIとかそういう試験の対策とか、
全然やる気にならなくて殆どノー勉で
臨んだり、
エントリーシートすらまともに書けないというか。
周りが当たり前にできることが出来なくて、
周りは当然次々に内定を貰っていく中で、
それでもなお
全然やる気スイッチが入らなかったんですよね。
そういう日々を過ごしていく中で、
ふと思ったんです。
もしここで頑張って入社出来たとして、
その後まともに続けて行けるのだろうか、と。
朝毎日ちゃんと起きれる自信もないし、
“マトモ”に社会人出来る自信がなかった。
就職活動をドロップアウトしました。
卒業後、周りの学友たちが大手企業や官僚など
“ええとこ”に就職していく中、
ワタシは大学生の頃から働いていた
アパレルのバイトを続けていました。
フリーターが丁度いい。
本気になれる程やりたい事見つかるまで、
自由気ままに生きたらいいやって。
「当たり前」が出来ない社会不適合な自分を
認めたくない自分もどこかにいて
だからこそフリーターを正当化しようって
必要以上に必死になっていた気がしました。
それからしばらくしてコロナが脅威を増してきて、
アパレルの仕事も無期限の休止状態に。
アパレルにしては珍しくだいぶホワイト企業で
一応手当は支給されていました。
しかし、いつまで続くか分からない故に
その手当も打ち切りなったら生活出来ない。
その恐怖から、
日払いで収入が得られる夜職を始める傍ら
暇な時間にタロットカードの本を眺めていました。
今振り返ると、あの時もし無理やりでも
頑張って就職活動を続けていたら、
「本気になれる程やりたい事」すら
見つけられないままだったのかもしれない。
そもそもちゃんと生活出来ていたのかも
怪しいですね。
ワタシのことなんで、就職してたとしたら
適応障害とか鬱で早々に
社会からドロップアウトしてる可能性だって
十分にあり得ます。
あの時、開き直ってフリーターでええねん、
フリーターがええねん、
と虚勢を張って逃げた事が、
今に繋がる大きな転換点になっていたのでは
と思ったりもします。
もう人生辞めたいなんて思いながらも、
現実逃避がてら勉強に取り憑かれた19歳。
就職活動で社会不適合者を痛感して、
フリーターに全振りした24歳。
一度は逃げたし回り道だってした。
でもそれらを経たからこそ、
今のワタシが存在するんだと思います。
『逃げるは恥だが役に立つ』って
タイトルのドラマがありました。
確かにそうかもしれません。
「逃げる」って確かにダサいかもしれない。
確かに負けた感あって惨めに思うかもしれない。
だから「恥」ではあるのかもしれない。
でも「攻める」だけが戦いではないというか。
勝つ為に、
その為に体勢を整える為に、
その為に撤退して距離を取ることで
結果的に勝てるのであれば、
その退散、逃げは功を奏してる訳で。
いっときの恥が勝利に役立つことだって
大いにあるのではないかと思います。
まだ勝ててるかどうかなんて
分かる筈もありません。
というか最早勝ち負けっていう概念すらないくらい
毎日が楽しくて毎日が前向きな意味で必死で
それを幸せだと思えてるからヨシ
って感じなんですけど。
でもそうやって今思ているのは、
ワタシに出会って下さったお客様皆様方の
お陰様です。
だから、正直「正解」かどうかなんて
これからの人生を通して実証するしかないのですが
それでも、悪くないとは思えます。
逃げる事。
仕事でも恋愛でも、戦略的撤退って
大義名分だと思います。
勝つ為の作戦なんですから。
目的は勝つ事、逃げは手段です。
そう考えたら案外悪くないですよね。
インターンぶりに見た丸の内のビル。
あの頃よりちょっとだけ、
キリッとした目で見つめられたんじゃないかなって
思ったりした朝でした。
本日東京は銀座店。
まだまだご予約受付中であります！！
何卒よろしくお願いいたします🙇🏻♀️
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