サボリ筋トレーニングで不調から解放! わずか12のサボり筋を鍛えるだけで体は何歳からでも変われます!

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取材先で紹介してもらった腹部ヘルニア治療のスペシャリスト

今村清隆先生に鼠径ヘルニアの状態を診てもらいました。

診断結果は「外鼠径ヘルニア」でした。

鼠径靭帯の上で外側から出てくるヘルニアで一番多いタイプです。

 

 

 

 

「鼠径部ヘルニア」は

本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が

鼠径部の筋膜が弱くなって筋肉の隙間から皮膚の下に出てくる病気です。加齢により筋膜が弱くなることが原因とされています。

 

 

立った時やお腹に力を入れた時にポコっと膨らみが出てきて

指で押さえたり横になるとその膨らみは引っ込みます。

不快感や違和感・内臓が引っ張られる感覚もあります。

 

痛みや違和感がない程度であれば

命にかかわるものではないため放置する人も多いといいます。

しかし徐々に症状が進んで

腸が飛び出したまま元に戻らなくなった状態になると

急にお腹が痛くなったり、吐いたりすることがあります。

これをヘルニアの嵌頓(かんとん)といい、

急いで手術をしなければ数時間で腸が壊死し(腸が腐る)

命にかかわることもあります。

 

なので

「いまは命にかかわる状態ではないので放っておいてもいいけど

万が一、嵌頓になったら命にかかわりますよ。

しばらく様子を見ますか ?

それとも手術しますか ?  」

という選択をしなければなりません。

 

鼠径部ヘルニアは自然に治ることはありません。

薬で治療する方法もありません。

外科手術のみが唯一の治療方法です。

 

今村先生にとても丁寧に状態の説明してもらったうえで、

軽度なので経過観察(Watchful Waiting=手術をしないで様子を見る)でもいいけど

悪化する不安をずっと抱えながら生活するより

早めに処置した方がいいと思います。

とのアドバイスに背中を押され手術を即決ビックリマーク

 

そう決めてしまうと

手術か経過観察かでモヤモヤするわずわらしさから解放され

スッキリしましたビックリマーク

 

 

 

 

骨盤臓器脱について四谷メディカルキューブ・女性泌尿器科の

藤崎章子先生にお話を伺ってきました。

 

骨盤臓器脱や尿もれは

「QOL(Quality of Life)疾患」の一つといえます。

QOL疾患とは、放置しても死ぬことはないが生活の質が

とても落ちる病気のこと。

放置すると生命を脅かす病気に比べると一段低くみられ

対応が後回しにされがちです。

 

骨盤臓器脱の根本治療は手術ですが

初期の方や持病があって手術を受けられない方には

生活の見直しや骨盤底筋体操

リングやぺッサリーなどの膣内装具による保存的治療が有効です。

生活の見直しや骨盤底筋体操での改善が見込めない場合や

腟内装具の使用を希望されない場合は

骨盤内の臓器を支えるテープや

医療用メッシュを入れる手術が選択肢となります。

 

受診するなら、できれば女性泌尿器科(ウロギネ科)がお勧めで

近くに女性泌尿器科がなければ婦人科や泌尿器科を受けて専門医を紹介してもらってもベター。

手術だけでなく、手術以外の治療やその後のケアについても提示してくれる詳しい専門医師に診てもらうことが賢明ですが

全ての女性泌尿器科が骨盤臓器脱の専門治療に対応しているとは限らないのが実情なので

インターネット等で骨盤臓器脱の治療に積極的な医師を検索したり子宮脱とか骨盤臓器脱といった病名で検索すると専門医を見つけやすいとのことでした。

 

骨盤臓器脱や尿もれについては

様々な悩みを抱えていても

どこへ行ったらよいのかわからないとか

受診するのは恥ずかしいとか

歳だから仕方ない 

などで受診をためらう潜在患者が多いのですが

適切な対処を行えば、治癒することが可能であったり

完全に治らないとしても生活に困らないレベルにすることが可能です。

こういったQOL疾患を放置すると

仕事や家事、メンタルなどに悪い影響を与え

悪化すると重篤な病状に発展するケースもあるので

早めに治療を開始することが

人生を楽しく過ごすためには大切とのことでした。

 

・・・QOL疾患の話題だったので、

「自分もいま鼠径ヘルニアが気になっているんです」

という話をすると、

「状態だけでも診てもらったらどうですか。

ここには鼠径ヘルニアのよい医師がいますよ」と勧められ

それならと、後日診察を受けることになるという

予想外な展開になりました(笑)

 

 

 

コロナウイルス感染症やその後遺症に漢方治療は有効なのか

慶應義塾大学医学部客員教授で大塚医院(漢方専門外来)院長の

渡辺賢治先生にお話を伺ってきました。

昭和6年に開設された「修琴堂大塚医院」は

引き戸の玄関から中に入ると、昔ながらの待合室と受付。

漢方生薬の香りも手伝ってか、心身が安らいでいくような感覚を覚えます。

 

 

 

ここでは良質な生薬による煎じ薬を処方してもらえます。

一般的に普及している「漢方エキス剤」と違って、

個々の症状に合わせて配合を細かく調整できるオーダーメイド的な長所があります。

最近はどこからか評判を聞きつけてイスラエル、ベトナムから医療ツーリズムで来る患者さんが増えているとか。

 

以下、渡辺先生に聞いた内容を忘備録的に書き留めます。

 

 

 漢方は感染症に効きますか?

 

一般的に漢方は慢性病の治療に向いていて

急性の感染症などには効果がないと思われがちですが

実は感染症の治療は漢方の得意分野です。

漢方は感染症との長い戦いの歴史でもあり

例えば風邪やインフルエンザに対して

「葛根湯」、「麻黄湯」、「大青竜湯」などを処方しますが

これらはおよそ1800年も前に中国で書かれた医書『傷寒論』に出てくる処方で

現在でも治療原則は変わらず通用しています。

 

 

 漢方はコロナウイルス感染症いにも効果がありますか?

 

2020年の第1波に新型コロナウイルス感染者の治療して以来

多くの感染者や濃厚接触者の診療に当たってきました。

もちろん私が診る患者さんは自宅待機が可能な軽症・中等症 I までの方です。

入院が必要な患者さんに漢方薬だけで対応するのは現実的ではありません。

傷寒論の治療原則通りの漢方治療によって、短期間で症状が軽快した例をたくさん経験しました。

幸い重症化した例はなく、濃厚接触者や予防の漢方を服用した人も数多く治療してきました。

最近ではいわゆるコロナ後遺症の患者さんも診療する機会が増えています。

 

 

 現代医療と比べた漢方の特徴的な違いとは?

 

コロナ治療で説明すると、現代医療は原因となるウイルスの増殖を止めるために

薬やワクチンでウイルス増殖の過程のどこかをブロックしようとします。

それに対し漢方は、主としてウイルスを迎え撃つ私たち自身の生体防御機能を強化することで

結果としてウイルスをやっつけるのです。

私たちの体は、病原微生物(ウイルスや細菌など)に負けないように

さまざまな生体防御能が備わっています。

病原微生物が入ってきて、まず働くのが「自然免疫」です。

自然免疫はその病原菌への精度は悪いのですが幅広く生体を防衛してくれます。

次に「獲得免疫」によって入ってきた病原微生物を精度よく死滅させます。

漢方はまず自然免疫を誘導しますが

体の中で猛烈なスピードで増殖するウイルスに対しては

少しでも数の少ないうちに漢方薬を飲み始めることが効果を出すポイントとなります。

コロナ後遺症では、身体が疲れているのか、脳が疲れているのかの見極めが大事です。

最近は自律神経が乱れている人が多いので

その場合は「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」など

身体の疲れなら補中益気湯などをベースにして、症状や状態に応じて処方します。

また、現代医療ではウイルスが変異するとワクチンは変えていかなければなりませんが

漢方の場合は主として生体側に働くので、変異をしても治療原則は変わりません。

抗菌薬のように耐性菌や、抗ウイルス薬のように耐性ウイルスを作らないのもメリットとなります。

ですから漢方は、今後想定される新たな感染症に対しても

新薬や新しいワクチンができるまでの時間稼ぎとして有効に活用できると期待できます。

 

    

 

 感染予防で大切なことは?

 

最も大切なことは養生です。

漢方というと漢方薬をイメージする人が多いと思いますが、

漢方医学は未病医学で〝正気(体の防衛力)を高める〟ための養生をとくに重視します。

まずは持病を治し、睡眠、栄養、運動などの生活習慣の見直しを行います。

コロナ対策で三密を避けるのは大前提ですが

そのために家に引きこもり、体を動かさない、食事や生活リズムが崩れる

などは正気を下げ感染リスクを高めてしまうので気をつけましょう。