とりあえずパンツは履いてもらって…
「私だって、じゃ今すぐ結婚しますか!
ってなっても別にどっちでもいいわって感じなわけさ…
ただ、トモくんにその気がないのなら私だって他を見つけないと!ってなるやん…」
「他って…
もう候補いてるん?」
そんな暇ねぇよ!
って、呆れるように睨みつけてみて…
「今いてるとかじゃなくて、これからの話よ…
トモくんはさ、男やから適当に遊んで若い子見つければ
サクっと結婚して、サラっと子供も生まれて
ス~っと平凡な家庭を作れるやろうけど、
こっちはサクっと結婚出来ても、サラっと子供作って産めるわけじゃないし
子供が欲しいとかの前に、色々と体にもリミットがある訳さ…
いずれ、私と結婚するつもりでその時子供できませんでした!ってなっても
納得できるのかよ…」
「わからん…」
だろうな…。
「だったら私も、子供いなくてもヒナタがいればいいよって言ってくれるような
そんな夢のような男の人見つけるしかないやん?
トモくんが一生独りでもいいって腹括って、私も一生独りでもいいって同じように腹括って
それで私と一緒にいたいっていうのならこのままこの関係続けても
それなりに意味はあるやろうけど…
この状況でダラダラしてるのって何もメリットないな~って
だから、セフレじゃねぇ?って思ったわけよ…」
「セフレじゃない!!」
そこは譲らないのね…
まぁ、セフレじゃないけども…
「けど今が分かれ道っていうか、ちゃんと考える時なんかもよ…」
このままダラダラいくか、キッパリと別れるか…
「そんな話…
わざわざ誕生日にせんでもいいやん…」
確かに…
「まぁ、そうですが…。
流れ的に?」
って言ってみたけど、すっかりスネちゃまです…。
拗ねてしまった彼氏を宥め、誕生日ということもあり
とりあえず一旦、話は中断することに…。