11月22日木曜日
久々の連休が訪れるってことで
ノリノリで仕事頑張って家へと帰宅
『明日から連休だー!』
なんて、浮かれつつ久々にダラダラ過ごそうかと思って
木曜日の夜は溜まっていたドラマを久々に堪能していると
友達からの電話
連休やし金曜日の夜飲みに行こうって事になり
適当に時間や場所などを決めて電話を切った。
けど、次の日のお昼に
『会社から呼び出された…』
って、地の底を這うような低い声で怒りを含みながら掛かって来た電話で
約束はなくなり、再び寝ようかと思っていると
次は彼氏から電話が…
「ヒナタ…
俺、風邪引いた…」
鼻声でしんどそうな声で掛かって来た電話に
「そうなんや…あったかくしてゆっくり寝とき!」
そう言った私に
「腹減った…」
知るかよ…って内心思いながら
「何もないん?」
そう聞いた私に
「あるかもやけど、しんどいから動くん嫌や…」
チェッ!って心の中で舌打ち…。
そして、
「…………・。」
ちょっとの間、無言を貫いた。
だって…、だって私の家から彼氏の家まで
車だと45分くらいで電車だと2~3回乗り換えて40分くらいなんだよ…。
正直めんどくせぇ~って思う私は最低ですか?
きっと、最低なんやろうな…。
最低やけど、根は優しいから~
(誰もフォローしてくれないから自分でフォロー)
無言を貫きながら電車で行くか車で行くか悩んでると
「やっぱ、いいわ…。」
って、絶妙なタイミングでちょっと寂しそうな声で言われ…
「行くって…着替えて何で行こうか考えてたの!」
そう言うと
「ふふっ…」
って、鼻で笑いやがった…。
「何、今の笑い…」
「いや、お前って優しいよな…」
優しいよ!
『ひーやんって優しいよな』ってよく
女友達に言われますが!
「何それ、、、引っかけたん?」
ちょっとイラつきながら言うと
「ちょっとな…。
けど、病気の時とか寂しいやん
そういう時にめっちゃ会いたくなるって
俺もお前のことかなり好きやねんな~って思って」
なんだ、それ…
きっとこの人はこうやって
今まで色んな女の子の乙女心をくすぐるような事を言って
いいように扱ってきたんやな~なんて思いながら
そんな悪い気もせずに電話を切った私も
きっとその女の子達の一人なんだと
着替え終わった頃に気付いた…。
かなりイタイやつやなって思いつつ…。
適当に着替え車で行く事を選んだ私は、
もちろん、すっぴんに近いノーメイクです…。