全国のシルバニアンの皆様、こんばんは♪ 早いものでもう四月、もう新年度なんですね〜。まだお花見🌸にすら行けてないというのに・・・。
今回も、妻から司令(?)を受けて製作しているシルバニアファミリー・アーバンライフ時代の「ホワイトベンチ」の複製品のおはなしです。
前回は現物から採寸した寸法をパソコンで図面にしたところまででした。そして今回はというと、ついにレーザーカッターで薄い木板をカットするところまで漕ぎ着けました♪
(今回は自家用? レーザーカッターが活躍しました)
(とっても細密に加工出来るんですが・・・)
(組み立てるとこうなるけど・・・?)
うんうん♪ 精密にカットラインが入った木板を見れば、形状はオリジナルの「ホワイトベンチ」に瓜二つ・・・これはなかなか出来に期待が持てるというものですよね〜♡
妻・「あ、それナイな〜・・・(でちゅよね♪)」
ワタシ・「え? 」「な、なんで?」
妻・「なんか部品の角がピシッとしてて、安っぽいっていうか?」
本来ならば、レーザーカッターのようなCNCの加工機であれば、「コンマ何ミリ」といった精度で部品をデータ通りに切り出すことができるので、その「かっちり、ピシッとした感じ」こそ、最大の価値だと思うんですが・・・違うの?
妻・「うん、だって安っぽいから!」
ワタシ・「ガビーん!!」
どうやら、妻にとってはいくら材料が本物の木材であっても、職人さんが手で作ったような「らしさ」が重要って事らしいです。
そう、そのらしさっていうのはきっと・・蒸気で柔らかくした木材を型にはめ込む「曲げ加工」をしたり、角を削って研磨したり、ノミやカンナで接合部の加工を行ったりと、昔は製造の現場で良く言われた「手垢」のついたモノにしか「宿らない」ものなのでしょう。
例えばこのホワイトベンチであれば、デザインのモデルとなった「実物」があると思うんですが、きっとその製造方法はというと「工業製品」ではなく「家内製手工業」に近い作られ方のような気がします。(だから、今回は余計に「これじゃナイ感」が強かったとか??)
余談ですが、時代によって「モノの作られ方」というのは劇的に変化していくもので、技術的には再現できるとしても過去のデザインの製品(商品?)を現代に再び製造する事ができるのか? は別問題です。
ほとんどの場合は「コストが合わない」とか、「作れる職人さんがもう社内にいない」とかいって、実際には手も足も出ない事も多いはず。
歴史的にも価値があったり、技術の継承を目的とした再生産なんて言うことも稀にありますが、ホントごく一部です。・・・余談終了
なので、魅力的な造形の「旧い時代のベンチ」を模したシルバニアファミリーの「ホワイトベンチ」がエポック社で設計された時代ですら、すでにふた回りも昔の旧いベンチがもつ「らしさ」を製品で表現するためには工夫や勉強がたくさんあったんじゃないかな〜? などと妄想しちゃいます。
話が長くなりましたが、妻が感覚的に「ナイな・・・」と思ったのは、表面的な形状や寸法だけを追いかけたあげく、「データを流して機械に作らせる」という現代的かつ安易な方法で出来たものに、魅力の根源を成す「らしさ」が宿っていなかったから、なのでしょう。
相変わらず、厳しくも鋭いツッコミを入れてくれる妻・・・なんか色々と「敵わない」な〜、と思います。
今回は「模造品」を作ろうとして、実際には「似て非なる」ものにしかなりそうもない・・・という事が判ったというお話でしたが、やってみて何か得るものがあったのか?
強いて言うならば、もっと対象となるモノへの「理解」が必要だと判ったこと・・・そのモノの持つバックグラウンドを知るために、時代や文化的な知識の勉強も必要になってくるでしょう。
でも、それは楽しい学びの時間でしょうし、それの蓄積がいつか「らしさ」の正体を解き明かしてくれるかもしれません。
豊かな大人の趣味として「シルバニア」を嗜むために、どこまで「知的好奇心」を広げていけるのか?
一つの趣味をなが〜く楽しむためにはこういった取り組み方も悪くないなと思う今日この頃です。
(ところで、ダメ出しされたレーザーカットで作る案って、そもそも妻が言い出した事だった気も・・・まあ、せっかくここまで作ったので隙を見て仕上げたいと思います。)
それでは今晩はこのへんで♪ 爆パパでした!!
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