ようこそ! お立ち寄り頂き有難うございます。小生PN桑原縛逐を略してbakuと申します。旅と電車と道草をテーマに、俳句・短歌・散文なども織り交ぜて旅の雑感・心象などを綴ります。時々自作小説の部分掲載も…。更新は不定期になりますが、どうぞよろしくお願いします。
夏・松山城へ
ホテルのそばに予讃線の踏切が有りました。
松山―高松間を走る特急いしづち、松山―岡山間を走る特急しおかぜの連結アンパンマン列車です。
西日本最高峰の石鎚山も、松山からそう遠くないそうです。
松山駅にはJR四国の車両基地があり、色々な車両を見る事ができました。
鉄道は好きだけど詳しくありません…(笑)
では松山駅電停で道後温泉行に乗ります。松山市行だと乗り換えが必要です。
市役所前で途中下車。絵になる、路面電車と松山城です。
大街道で降ります。電停を県庁前に少し戻ると萬翠荘と坂の上の雲ミュージアムが有り、道後温泉の帰りに寄りました。
市内観光は市内線路面電車を何度も乗り降りするし、また伊予市や高浜へも行ったので、伊予鉄2Day Passが有利でした。
電停からゆっくり歩いて約10分、ロープウェー乗り場に到着。
ご当地名物の紹介ですね。
よしあきくんは初代城主加藤嘉明公。道後温泉に伊予柑、坊ちゃん列車も。
ベースボールを、本名の升をもじってノボール → 野球、となぞらえて夢中になった、のぼさん人形(正岡子規)も居ますね。なるほど、分かりやすい。
(※四球とか打者は子規の命名ですが、野球の名付け親は別人だとか)
「松山や秋より高き天守閣」子規の句碑と、俳句投稿ポストが有りました。
地図で確認するとここが大手門跡で、下へ行くと二の丸公園です。
U字にターンして上ります。高い所では14Mを超す石垣は圧巻です。
隠門のある筒井門の前。大きな木陰のベンチで小休止。
松山城筒井門、一服の涼…
…つついもん風の行く手と雲の峰…
ベンチの木陰は微風があって割と涼しく、風を追うように座った目線の先に、城下町とその屋根越しの小山の緑がよく映えて、空には峯雲、俯瞰の妙この上なし。手仰ぎを加えれば気持ちよく、贅沢な時間を貰ったような気分でした。
…一服のベンチのまみえ夏柳…
すると歳は同じくらいかな、御婦人一人が暑い暑いと手仰ぎしながら木陰を求めて傍にやって来たので、ベンチの端に移動してどうぞと声をかけました。
旅先ではこんなシーン、ありますよね。
…旅すがら無口忘れて夏めいて…
女性は何でも、連れが遅いから一人で先に来ちゃったと言います。少し休めば暑さも和らぐでしょうと言いうと、もうお連れ一行が追いついた様子です。
女性から見学はお済ですかと問われて、いえまだですがもう少し休んでゆきますと答え、僕は手を振って一行を見送りました。夏は能動的と言うか普段の無口には、旅先のちょっとした会話がいい刺激になります。無邪気な子供の頃のはしゃぎを覚えて、ちょっと嬉しかった。
もっとも、電車を撮る最中、同趣味らしき男性と目が合った時はムッとされましたけど…(笑)
天守閣へ
本丸側から見た筒井門で左が隠門です。隠門は、筒井門を通る敵を背後から襲うためのものだそうです。
本丸広場に着きました。気付かなかったけど、トンボが映り込んでいました。
大昔の特撮みたい。ガメラは、大魔神は…(笑)
松山城の天守閣は、姫路城のような小天守や櫓のある連立天守に分類されるそうです。
厳重ですね。まだ門と櫓がいくつも続く。
最後の門を潜る手前で、狭間から物見をしてみると……
ようやく、天守閣の入口です。
江戸安政年間の再建。急な階段を上り最上階の見晴らしへ。
松江城では、下りの階段で滑り落ちそうになったので、帰りは慎重に……。
本丸公園は、この時期ライトアップされるそうです。夜もくれば良かった。
では、今回はここまで。
お付き合い有難う御座いました。
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