詐欺にあうようなことは少ないと思われがちです。でもそうとばかりは言えません。

 なぜなら見るからに詐欺師に見える詐欺師などいないからです。

 詐欺師が親切そうな顔で近づいてくるので、後になって『あの人が、詐欺師だったなんて!』というケースがほとんどです。

 ですから相手を見て判断するのではなく、初対面なのにお金が絡む話を持ちつけたり、口座番号を聞かれたりしたら、どんなにいい人でも「おかしい」と思った方がいいでしょう。

 

 「心配」になったら

 少しでも変だと思ったら、その場では返事をせず保留にし、真わいに相談するといいでしょう。

 ただ、お金については、どんなに苦しかったとしても、素性を知らない「専門家」を名乗る人には相談しないようにしてください。中には保険に入りなおさせてお金を取ったり、金融商品を買わせたり、法外な相談料を取るケースもあるからです。

 

 自治体などが無料相談!

 お金のことを誰かに相談したいなら、自治体福祉事務所生協などの家計相談支援事業を訪ねるのがおすすめです。

 自治体の中には、無料でくらしの相談や法律相談などをしているところがかなりあります。

 例えば東京都では、架空請求に関する相談消費生活相談などを無料で行っています。

 こうしたところでは、厚生労働省のガイドラインに沿って、アドバイスしてくれるケースが多いです。

 もし、この人たちの手におえない案件だったとしても、その時はもっと詳しい専門家を紹介してくれることでしょう。

 

 ひとりで悩まず相談を!

 借金のどの恐い取り立てにあい、弁護士を頼みたいけど支払うお金がないという人は、国が設立した全国的な組織「法テラス」で、無料法律相談を受けられます。

 「法テラス」は、正式名称を見本司法支援センターといい、全国50か所に事務局を設置。問い合わせに応じて、一般的な法制度、法手続きに関する情報と、適切な相談機関(弁護士会、司法書士会など)に関する情報を無料提供しています。

 各業界も相談場所を設置しています。たとえば、生命保険の相談なら生命保険協会、損害保険の相談なら日本損害保険協会、銀行のトラブルなら全国銀行協会などが無料相談所を設置しています。心配事がある方は、ぜひ相談してください。

 困ったときはひとりで悩まず、助けてくれる人がたくさんいることを、知っておくと楽になります。

 

 

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